下積み修行中の宮村さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。
秋です。
芸術の秋、読書の秋、食欲の秋、そしてスポーツの秋!!
運動会が多いこの季節、
わたしの通っている専門学校も先日体育祭がありました。
残念ながら我らが青組は三位に終わってしまいましたが
久々に汗をかいて気持ちよかったです。
今回は六淫弁証の寒淫証候について勉強した内容を
書いていきたいと思います。
寒淫証候
寒邪は季節では冬に配当さる。
五行では水、五臓では腎と関係が深く、
冬の気候は寒冷で気温が下がると、
寒邪が体内に侵入しやすい。
寒邪の性質
①寒は陰の邪気であり、陽気を損傷しやすい。
②寒は気血を渋滞させ、痛みを引き起こす。(凝滞性)
③寒は収縮、収斂の作用をもつ。(収引性)
④寒は臓腑を直接侵すことがある。
【臨床所見】
寒淫証候にはⅠ.寒邪襲表、Ⅱ.寒凝経脈、Ⅲ.寒邪直中などがある。
Ⅰ.寒邪襲表 - 悪寒、発熱、無汗、頭痛、身体痛、舌苔薄白、脈浮緊
Ⅱ.寒凝経脈 - 関節部の冷痛、拘急(関節が曲がって伸びないこと)
Ⅲ.寒邪直中 - 腹痛、腹鳴、下痢
寒邪襲表では寒邪が体表を侵すため汗孔が通じなくなり、
衛気が宣発できなくなるので悪寒、発熱、無汗などの症状がでる。
また頭痛、身体痛は寒邪が経脈を侵襲したために発生します。
寒凝経脈は寒邪が関節に侵襲し、経気の運行が阻害するため、
関節部の冷痛、拘急がおこります。
寒邪直中は臓腑を寒邪が直接侵襲するため脾胃などを損傷し、
昇降が失調し生じます。
参考文献
『東洋医学概論』 医道の日本社
『針灸学 基礎編』 東洋学術出版
『中医病因病機学』 東洋学術出版
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
宮村