浮、は、
水の上に物を浮て手にて按すごとし。
芤、は、
中空く葱葉のごとし、失血をつかさどる。
滑、は、
珠の動くごとし。痰と吐逆とを主どる。
実、は、
かたく、つよし、病内にあるをつかさどる。
弦、は、
弓の弦を按すことし、拘急をつかさどる。
緊、は、
なわを切るに似てきびし、痛みを主る。
洪、は、
極て大なり、熱をつかさどる。

(鍼灸重宝記)

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