下積み修行中の宮村さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。



前回は富士山から撮った写真を紹介しましたが
今回は下から撮った写真や途中に立ち寄った所の写真を紹介します。

今回は山梨県の河口湖駅からバスに乗って登山口まで行きましたが、
駅のすぐそばには富士五湖のひとつである河口湖があります。
湖の周囲には旅館や博物館などが数多くあり、避暑目的の観光客でにぎわっています。

その中の一つ北原ミュージアムにいってきました。
こちらはなんでも鑑定団でお馴染みの玩具コレクター北原 照久さんの
コレクションを展示した博物館で、まさにおもちゃ箱の中に入ってしまった様でした。
特に気に入ったのが階段の壁一面に描かれた絵!
白い壁にマジックで直接描かれた壁画で動物や制作中に来館した人の姿を
描きこんでいるそうです。何が描かれているのかワクワクして見入ってしまいました。


前回までで表証、裏証、寒証、熱証について説明しましたが、
臨床にあたっては寒熱と表裏を関連させて疾患が
表寒、表熱、裏寒、裏熱のどれに属するかを分析する。

表寒証
表寒証は寒邪が肌表に侵入して現れる証候である。

【臨床所見】
悪寒が強く発熱は軽い。頭痛、身体痛、無汗
舌苔薄白、脈浮緊

寒邪が表を侵して衛気を損傷し、悪寒がおこる。
正気と邪気が抗争して陽気が閉じ込められ発熱する。
表証のため脈が浮き、
寒邪によって脈道不利になるため緊脈が表れる。

表熱証
表熱証とは温熱病邪が肺衛を侵すことで表れる証候である。

【臨床所見】
発熱、軽い悪風、悪寒がある。頭痛、有汗、①口乾でわずかに渇く
舌質は舌辺、舌尖部が紅、脈浮数

熱邪は陽の邪であるため、発熱が強く、悪寒が軽いという特徴がある。
また有汗は熱の「昇散」する作用があり、
このため腠理がゆるみ汗が出やすくなる。

裏寒証
裏寒証とは寒邪が臓腑に直中したり、
あるいは陽気が虚し衰退したために表れる証候である。

【臨床所見】
悪寒、四肢の冷え、顔面蒼白、口淡、小便清長、
大便は水様か泥状
舌質淡、舌苔白、脈沈遅

陽気が不足し、身体を温めることができないため、
悪寒、四肢の冷え、顔面蒼白などが現れる。
また腎、膀胱の気化機能が低下すると小便は希く大量になる。
寒邪が脾胃に直中したり、命門火衰によって大便は水様か泥状になる。

裏熱証
裏熱証とは外邪が裏に伝わって熱化したり、
あるいは熱邪が臓腑に直中したりして
裏熱が盛んになっておこる証候である。

【臨床所見】
身熱、顔面紅潮、口渇して冷たい物を飲みたがる、煩燥、
小便黄赤、大便乾結
舌質紅、舌苔黄、脈数

裏熱が盛んなため、身熱が表れ、熱が炎上するため顔面紅潮となる。
熱が津液を損傷し、②口渇、小便黄赤 があらわれる。
また熱のため腸内の津液が損傷されると大便乾結となる。

語句解説
① 口乾
喉が渇くが水をあまり飲みたがらず、口を湿らす程度で済む状態

②口渇
口中やのどが激しくかわき、水分を欲しがる状態。


参考文献
『東洋医学概論』 医道の日本社
『針灸学 基礎編』  東洋学術出版
『中医病因病機学』  東洋学術出版

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

宮村

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