江坂のカフェにて(8月)
江坂のカフェにて(8月)

下積み修行中の大原さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。


修行生の大原です。
先日、学校の友人と、江坂駅付近の
カフェを散策してみました。
写真はその時のものですが、江坂には色々なカフェがあり、
どこも良さそうで迷いました。
また、どこか散策してみたいと思います。

さて、暑い日が続きますね。
8月上旬に、こちら豊中は全国で2番目の
暑さを記録したとニュースで聞きました。
この暑さの中、熱中症などで
体調を崩す方もいるようですが、
皆さん大丈夫でしょうか。

人体は、体温が上がると、
汗をかいて体温調節を行います。
これは人体の正常な反応で、
このように生体が内部環境を安定に保つしくみを
生理学用語ではホメオスタシス(生体の恒常性)といいます。
ですが、正常な汗の排泄だけでなく、
人体の弱りなどが原因の、異常な汗の排泄もあります。

東洋医学的に、この異常な汗の排泄を
自汗」「盗汗」といいます。
これは、人体の陰陽が失調して
輳理が堅固でなくなり、正気である津液が
外に漏れてしまうことをいいます。

ここで、「自汗」とは、
睡眠時や覚醒時に関わらず、
汗がジワジワと自然に出てくるものをいいます。

また、「盗汗」とは、睡眠中に
ひどく汗をかくものをいいます。

これらの原因は、以下のものがあげられます。

<肺気不足>
肺と皮毛は表裏の関係にあり、肺気が不足すると
表衛が堅固でなく輳理が開くことで自汗がおこる。

<営衛不和>
体内の陰陽不和、または表虚の人は
わずかな風邪を受けるだけで営衛不和
(営血と衛気のアンバランス)となり、
衛外の機能を失って発汗する。

<陰虚火旺>
煩労過度などによる陰精不足で、
虚火が内生し陰津が乱されて収蔵できなくなり、
外に漏れ出して自汗となる。

<邪熱鬱蒸>
肝気鬱結などや湿熱偏盛の体質であるなどの場合、
肝火や湿熱が内盛し、邪熱鬱蒸をきたして
津液が外へ漏れ出す。

これらのように、主な原因は
気虚、肝火、湿熱などであるため、
臨床においては虚実を判別し、
原因を追求することが必要になります。

「汗をよくかくから、水分をちゃんと補給しよう」
と思っていた私ですが、今日の記事を書いていて、
それだけでは不十分なのだな、と思いました。


参考文献:
『基礎中医学』 燎原
『標準 中医内科学』 東洋学術出版社
『生理学』医歯薬出版株式会社

*画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
ぜひ参考文献を読んでみて下さい。

大原

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