先日、天気が悪い日が続いていた
ある日の夕方にiPhoneで撮影した虹の写真です。
悪天候が続いてたので、僕の気持ちも重たくどんよりしてたのですが、
虹をみた瞬間「おぉ〜」と声が漏れ、
僕の気持ちの方は少し晴れておりました☆彡(。・ω・。)
乾姜附子湯
図の如く、
煩燥し食せず、その状如何にともすべからざるもの、
自ら患うる所を知らず、
一身尽く寒え、昼夜気急促迫、その余腹診伝あり。
甚だしきものは凡そ死證なり。
論に曰く。
「之を下すも、復た、汗を発す。
昼日は煩燥し眠ることを得ず、夜にして安静なり。
嘔せず渇せず、表證無く、脈は沈微、身に大熱無き者」
と。
克曰く、
「本文、大凡、備われり」
と。
附子(ぶし)
キンポウゲ科のハナトリカブトの塊根。
性味:大熱・辛
帰経:肺・心・脾・腎
主な薬効と応用:鎮痛・強心作用・利用
①回陽救逆:
大量の発汗や激しい下痢・激しい嘔吐などによる
亡陽虚脱の時に用いる。
方剤例⇒四逆湯
②補陽益火:
腎陽虚による腰・膝のだるさ・頻尿などの症候が現れた時に用いる。
方剤例⇒八味地黄丸
③温陽利水:
腎陽虚による肢体の浮腫・腰痛や膝痛の時などに用いる。
方剤例⇒真武湯
④散寒止痛:
痺証による関節の痛みや痺れ・冷えなどに用いる。
方剤例⇒甘草附子湯
乾姜(かんきょう)
ショウガ科のショウガの根茎を乾燥したもの。
性味:大辛・大熱
帰経:心・肺・脾・胃
主な薬効と応用:解熱・鎮痛・鎮咳・抗炎症
①温中散寒:
脾胃虚寒で腹が冷えて痛む・腹鳴・
不消化下痢・嘔吐などの症候時に用いる。
方剤例→理中湯
②回陽通脈:
陽気衰微・陰寒内生による亡陽虚脱で、
四肢の冷え・脈が微弱などの症状時に用いる。
方剤例→四逆湯
③温肺化痰:
肺の寒陰による咳嗽・呼吸困難・
希薄な多量な痰・背部の冷感などの症候時に用いる。
方剤例→小青竜湯
【主治】
乾姜・附子という大辛・大熱の二味の生薬により
脾腎の陽気を急速に回復させる。
参考文献:
『生薬単』 NTS
『腹證奇覧 全』 医道の日本社
『中医臨床のための方剤学』
『中医臨床のための中薬学』 神戸中医学研究会
画像:
『腹証奇覧 正編2巻』
京都大学貴重資料デジタルアーカイブより
https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/item/rb00004913
本多