大阪 本町にあるカフェにて
大阪 本町にあるカフェにて


下積み修行中の大原さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。


修行生の大原です。
中医学でいう「気」には、二つの意味があります。
一つは、人体を構成する精微な物質であり、
水穀の気などをいいます。
もう一つは、臓腑組織の生理機能を指したものであり、
臓腑の気、経脈の気などをいいます。
(『標準 中医内科学』 東洋学術出版社より)

「気」とは、体内に存在する「物質」であり、
かつ、体内の組織などの「運動」でもある
ということです。
しかし、「物質」であり、かつ「運動」であるというと
なかなかイメージしにくいかも知れません。

最近、この問題について何気なく考えていると、
高校時代に物理の授業で教わった
微分・積分をふと思い出し、少し謎が解けた気がしました。

微分について簡単に説明すると、
力学の分野において、微分による計算により、
物体の移動距離(大きさ)から、
速度(運動)を求めることができます。
ここで、物体の移動距離が十分に小さいと仮定しますが、
これは物体の大きさが十分に小さいと
言い換えることができると思います。

すなわち、「気」という精微な「物質」は、
その微小な大きさゆえ、力学的に考えた場合に
「運動」でもある、ということがいえるのでは
ないかと思いました。

「気」というと、各人によって
色々なイメージがあるかも知れません。
ですが、中医学において、
「気」は人体を構成するリアルなものととらえます。
その正体をとらえるための
一つの考え方にできるかどうか、
今後も考えていってみたいと思います。


参考文献:
『標準 中医内科学』 東洋学術出版社

*画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
ぜひ参考文献を読んでみて下さい。

大原

 

2 コメント

  1. 太極拳を習っています。
    豊中市主催のスポーツ教室なので気軽な健康体操のような雰囲気です。
    (やはりご年配の方が多いです)
    初心者なので先生のまねをしてあたふたと手や足を上げたり下げたり、ついていくのに必死です(笑)
    太極拳にはいるまでに準備体操?みたいなのを2つ3つしていますがそのときに先生が「気を丹田に収めて・・・」「気が足の先まで行きわたる・・・」などと言われます。
    言われるように自分でイメージしてみるのですがこういうカンジでよいのか?と少々疑問です。
    両手を胸の前で近づけたり離したりの動作のとき、「人によれば手がピリピリすることもあります」と言われましたがその時はわからず。
    家でしてみたらピリピリした感じや両手が温かくなる感じが出てきました。
    気功の「気を練る」と言う動作のようです。

    • おコメさん
      コメントありがとうございます。
      太極拳の動きも気の流れを意識されるのですね!
      気が循環せずに滞ったりすると病の原因になり得ます。
      その原因はストレスや運動不足など様々ですが、
      太極拳など全身運動をされていると、
      気の循環も良くなって健康を維持できますね!

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