下積み修行中の宮村さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。


道

前回と同じく中国で撮った写真です。
中国の道はとにかくでかくて長い、
道の先が霞んで見えません。
日本ではこんなに長い真っ直ぐな道は
なかなかお目にかかれないですね。


前回に引き続き病脈について勉強した内容を書いていきます。

●緩脈
脈象:一息に四至で、脈の去来が緩慢な脈。
主病:湿病、脾胃虚弱

一息に四至とは正常な拍動数であり、
脈が落ち着いており胃の気があれば正常な平脈とみる。
しかし、按じても無力で緩慢なものは緩脈とする。
湿には粘滞性があり、気機がこの湿により妨げられたり、
脾胃虚弱によって気血が不足すると、脈は緩慢になる。

●革脈
脈象:浮にして指を搏ち、中空て外が堅く、
太鼓の皮を按じているような脈。
主病:亡血、失精、半産(流産)、漏下(不正性器出血)

外は弦、中は空の脈で、張りつめた太鼓の皮のような脈である。
正気不固となり、精血を蔵することができないと、
気引き付けられるところがなく外に浮遊する。

●牢脈
脈象:沈按して実大弦長の脈。
主病:陰寒内実、疝気、癥瘕

浮取、中取では触れず、沈取して得られる実大弦長の脈である。
病が重く固定化したものによくみられ、
陰寒内実、内実堅積などの裏実証に現れる。
もし失血、陰虚など虚証に牢脈が診られた場合は危篤の象である。


参考文献
『東洋医学概論』 医道の日本社
『針灸学 基礎編』  東洋学術出版
『脈診 基礎知識と実践ガイド』 東洋学術出版

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

宮村

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