下積み修行中の冠木のお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。


 

足陽明胃経

≪胃の生理病理≫
胃は膈下にあり、上は食道とつながり下は小腸に通じており、脾と表裏関係にある。
主な生理機能は、受納および水穀の腐熟を主り、脾とともに昇清降濁を主る。
そのため、胃の病理変化は、主として受納と腐熟の失調として現れる。

『内庭』

足の陽明胃経:榮水穴
通降胃気・和腸化滞
胃火を清降する作用と、陽明経気を清宣する作用を有する。
(胃実:胃火が盛んで礁)

【由来】「内」は納めるの意で、「庭」はお堂の前の空き地を指す。
本穴は指のしわの所にあり、指のしわは門のようであり、
その場所は平坦でちょうど空き地のようになっているため名づけられた。

【定位】足背、第2・3指間で、指のつけねの後方、赤白肉際のところにある。

【取穴法】仰臥、または座位で取る。第2・3指間の横紋の頭にとる。

【臨床応用例】
①頭痛
本穴を瀉すと、胃火を清泄する作用と、陽明経の熱邪を清降する作用が生じる。
胃熱が上に昇って頭痛がおこる場合。
②歯痛
1.胃火は盛んで上に昇ったことによる歯痛
2.腎陰不足に胃火が上に昇ったことによる歯痛
3.胃熱が盛んなための歯痛に歯肉の腫れ、発赤、潰瘍、出血などをともなう場合
③歯衄
陽明の熱が盛んになり、それは上に昇ると歯絡を損傷して起こる。
④阨逆、嘔吐
1.胃火上逆による阨逆
2.胃火上炎による嘔吐

『陥谷』

足の陽明胃経:兪木穴
【由来】谷のように陥凹があることから、陥谷と名付けれた。

【定位】足背で、第2・3中足骨結合部前方の陥凹中にある。

【取穴法】仰臥、または座位で取る。第2・3中足骨結合部前方の陥凹中に取る。


参考文献:
『臨床経穴学』
『針灸学[経穴篇]』
『中医基本用語辞典』
『東洋医学講座 取穴編』 東洋学術出版社

※画像や文献に関して、
ご興味がおありの方は 是非参考文献を読んでみて下さい。

冠木

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