「涙とともにパンを食べたものでなければ、人生の味はわからない」
ヴォルフガング・フォン・ゲーテ 『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』より
この言葉は、ドイツの小説家 ゲーテの
『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』に登場する
老人が歌う詞の一部です。
訳は人によって多少異なりますし、
また 意味のとらえ方も人それぞれでしょう。
先日、2年振りに己の技術を生業としている友人と会いました。
今までは学生のような会話しかしなかった僕らですが、
今回はそのようなことは一切なく、
互いの仕事について語り合い
その時の彼の言葉、表情を診ていると、
口には出さないものの、
この2年間 相当な覚悟を持ち
そして色んな思いをしてやってきたのだなと感じた。
「小生」という言葉で自分を表していた彼だが、
そんな彼が小説の主人公 ヴィルヘルムとかさなってみえた。
業種は違えど、互いに切磋琢磨していければなと思います。