下積み修行中の冠木のお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。
陳皮
橘柚(きつゆう)
橘柚、一名橘皮、味は辛、温。川谷に生ず。
胸中瘕熱、逆気を治す。水穀を利す。
久しく服せば、臭を去り、気を下し、神に通ず。
＊瘕=腹内にしこりのできる病気。
橘柚=現代の陳皮である。みかんの果実の果皮を乾燥させたもの。
[性味] 辛・苦・温
[帰経] 脾・肺
[効能と応用]
①理気健脾
●脾胃気滞の腹満・悪心・嘔吐・下痢
●痰湿阻滞による痞え・腹満・悪心・嘔吐など
☆平胃散
[効能] 燥湿運脾・行気和胃
[主治] 湿困脾胃
腹満・味がない・嘔吐・肢体が重だるい・泥状便〜下痢傾向など
[病機]
湿邪が中陽を困阻した状態で、飲食不節や外湿の侵襲によって発生する。
[方意]
燥湿運脾により困阻された脾陽を振奮させる。
●脾胃虚弱の食欲不振・少食・腹満など
☆六君子湯
☆二陣湯
[効能] 燥湿化痰・理気和中
[主治] 湿痰
咳嗽・白色で多量の痰・肢体が重だるい・めまい・動悸など
[病機]
脾が健運できないために湿邪が集まり、危機を阻滞して痰を生じた状態。
[方意]
燥湿化痰により湿痰を除き、理気和中により脾を健運させて湿痰の発生を防ぐ。
②燥湿壅肺による胸苦しい・咳嗽・痰が多いなど
使用上の注意
温燥なので津虚・実熱には用いない。
また気を消耗するので、気滞・痰湿がない場合は使用せず、気虚や吐血には慎重に用いる。
参考文献：
『中医臨床のための方剤学』
『中医臨床のための中薬学』 医歯薬出版株式会社
『神農本草経解説』 源草社
※画像や文献に関して、
ご興味がおありの方は 是非参考文献を読んでみて下さい。
冠木
