下積み修行中の冠木のお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。


 

こんにちは、冠木です。
今回は、「決明子」についての記事です。
歌手グループのケツメイシの基になったといわれる瀉下薬で、
「全てを出しつくす」という意味が込められているとか…

ケツメイシの思い出深い曲は、「サクラ」です。
中学時代によく聴いていた記憶があります。
http://www.youtube.com/watch?v=9oEgvG3mbfY


決明子
決明子

決明子

[処方用名]
決明子・草決明
決明の種子のこと。
「決明」とは、「目を明らかにする」
すなわち視力を回復する薬の意味。

[性味]
甘・苦・鹹・微寒

[帰経]
肝・胆・腎

決明、味は鹹、平。川沢に生ず。
青盲、目淫膚、赤白膜、眼赤痛、涙出ずるを治す。
久しく服せば、精を益し、身を軽くす。
*「青盲」は、現代の緑内障に相当すると考えられている。
「目淫膚、赤白膜、眼赤痛」は、結膜炎様の症状である。
(神農本草経解説 源草社より引用)

[効能と応用]
①清肝益腎・祛風明目
●風熱による目の充血・腫脹・疼痛や頭痛には、
菊花・蔓荊子・蟬退・木賊などと用いる。
〈方剤例〉
☆決明子散

●肝火上炎による目の充血・腫脹・疼痛や頭痛・いらいらなどには
竜胆草・黄芩・夏草桔などと用いる。

●肝腎陰虚による、青盲内障で視力低下を呈するときは、
生地黄・山薬・拘杞子・潼蒺藜・女貞子などと用いる。
〈方剤例〉
☆決明丸

②潤陽通便
内熱腸燥による便秘や習慣性便秘に、
単味であるいは麻子仁・郁季仁などと用いる。

【要点】
甘苦鹹・寒で、昇降できるのが特長で
肝胆の鬱火を清泄し、風熱を散らし、腎を補い、潤腸作用にも働く。
但し、脾虚の泥状〜水様便には禁忌である。


参考文献:
『中医臨床のための中薬学』
『中医臨床のための方剤学』 東洋学術出版
『神農本草経解説』 源草社
『生薬単』 NTS

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

冠木

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