大阪から車で5時間。
長野県に行って参りました。
今まで不思議と訪れることがなかったのですが、
やはり元々山に囲まれた土地で育ったせいか、
やたらと落ち着きました。
写真を数枚、撮影しましたので公開します。
一匹の蛙が隠れています。是非見つけてあげて下さい。
まだ若いタラの芽ですね。
画像では確認出来にくいですが、
枝にトゲがびっしりありますので要注意です。
自然を満喫し、
大満足の休日となりました。感謝。
今回は、骨空論篇について綴って参ります。
本来ならここにまとめてある以上の内容がありますが、
なるべく分かりやすくするため、
一部を抜粋して表現させて頂いております。
【骨空論篇 六十】
【原文】
黄帝問曰、余聞風者百病之始也。以鍼治之奈何。
岐伯対曰、風従外入、令人振寒、汗出、頭痛、身重、悪寒。
治在風府、調其陰陽。不足則補、有余則写。
大風頸項痛、刺風府。風府在上椎。大風汗出、灸譩譆。譩譆在背下侠脊傍三寸所。厭之令病者呼譩譆、譩譆応手。
従風憎風、刺眉頭。失枕在肩上横骨間。折使楡臂、斉肘、正灸脊中。
【月少】絡季脇引少腹而痛脹、刺譩譆。腰痛不可以転揺、急引陰卵、刺八髎与痛上。
八髎在腰尻分間。鼠瘻寒熱、還刺寒府。寒府在附膝外解営。取膝上外者、使之拝、取足心者、使之跪。
任脈者、起於中極之下、以上毛際、循腹裏、上関元、至咽喉、上頤循面入目。衝脈者、起於気街、並少陰之経、侠斉上行、至胸中而散。
任脈為病、男子内結七疝。女子帯下瘕聚。衝脈為病、逆気裏急。
督脈為病、脊強反折。督脈者、起於少腹以下骨中央。女子入繋廷孔。其孔溺孔之端也。
其絡循陰器、合簒間、繞簒後、別繞臀至少陰、与巨陽中絡者、合少陰上股内後廉、貫脊属腎。
与太陽起於目内眥、上額、交巓上、入絡脳、還出別下項、循肩髆内、侠脊抵腰中、入循膂、絡腎。
其男子循莖下至簒、与女子等。
其少腹直上者、貫斉中央、上貫心、入喉、上頤環脣、上繋両目之下中央。
此生病、従少腹上衝心而痛、不得前後、為衝疝。
其女子不孕、癃痔遺溺嗌乾。督脈生病治督脈。治在骨上。甚者在斉下営。
其上気有音者、治其喉中央、在缺盆中者。其病上衝喉者、治其漸。
漸者上侠頤也。蹇膝伸不屈、治其楗。坐而膝痛、治其機。
立而暑解、治其骸関。膝痛、痛及拇指、治其膕。
坐而膝痛如物隱者、治其関。膝痛不可屈伸、治其背内。連䯒若折、治陽明中兪髎。
若別、治巨陽少陰榮。淫濼脛痀、不能久立、治少陽之維。在外上五寸。
輔骨上横骨下為揵。侠髖為機。膝解為骸関。侠膝之骨為連骸。骸下為輔。輔上為膕。膕上為関。頭横骨為枕。
水兪五十七穴者、尻上五行、行五。伏菟上両行、行五。左右各一行、行五。踝上各一行、行六穴。
髄空在脳後三分、在顱際鋭骨之下。一在齗基下。一在項後中、復骨下。
一在脊骨上空、在風府上。脊骨下空、在尻骨下空。数髄空、在面侠鼻。
或骨空在口下当両肩。両髆骨空在髆中之陽。臂骨空、在臂陽去踝四寸両骨空之間。
股骨上空、在股陽出上膝四寸。䯒骨空、在輔骨之上端。股際骨空、在毛中動下。尻骨空、在髀骨之後相去四寸。
扁骨有滲理、湊無髄孔、易髄無空。
灸寒熱之法、先灸項大椎、以年為壮数。次灸橛骨、以年為壮数。視背兪陥者灸之。
挙臂肩上陥者灸之。両季脇之間灸之。外踝上絶骨之端灸之。足小指次指間灸之。腨下陥脈灸之。
外踝後灸之。缺盆骨上切之堅痛如筋者灸之。膺中陥骨間灸之。掌束骨下灸之。斉下関元三寸灸之。
毛際動脈灸之。膝下三寸分間灸之。足陽明跗上動脈灸之。巓上一灸之。
犬所嚙之処灸之三壮、即以犬傷病法灸之。凡当灸二十九処。傷食灸之、不已者、必視其経之過於陽者、数刺其兪而薬之。
【督脈の循行】
下腹部の下部、横骨(恥骨結合)の中央に源を発します。
女性では内に入って廷孔につながります。
(廷孔は尿道の外端部)
※男性の場合は、陰茎に循い、下って至り、
あとは女性と同じです。
ここから分出する一筋の別絡は、
陰門に循って会陰部と会い、
また肛面の後部を繞って、再び分かれて別にめぐって臀部を繞い少陰に到り、
太陽経中の絡脈と少陰経とともに股内の後部から上り、
脊柱を貫き腎蔵に連なり、また足太陽経とともに目の内まなじりに源を発して、
上にめぐって額に至り、脊を侠んで腰中に達し、
内に入って膂に循って腎に絡します。
下腹部からまっすぐのぼるものは、
臍中央を貫き、再び上って心を貫いて喉に入り、
上行して頤に到って口唇のまわりをめぐり、
さらに上行して両目の中央の下部にかかります。
【督脈の病変】
・衝疝:気が下腹部から上に心を衝き上げて痛み大小便ができない
●女性の場合
・懐妊できない
・小便がよく出ない
・痔疾
・遺尿
・のどの渇き
上記の症状は、任脈と衝脈の病とみてとれるが、
李時珍によると、
「督脈は背部を循行しているとはいっても、
その別絡には、長強穴から任脈に走るものがあり、
これは下腹部から直上し、臍の中央を貫き、心蔵を貫いて、
咽喉部に入り、頤に上り、口唇部をまわってから目の内眼角に入る。
それでこれらの病証が引き起こされるのである」とし、
督脈が任脈、衝脈と相通じている故の症状といえる。
【任脈の循行】
中極血の下部に源を発し、
上行して毛際を経て再び腹に至り、
さらに上行して関元穴を通って咽喉に至り、
頤を上って顔面から目の中に入ります。
【任脈の病変】
男子
・腹内が結して七疝となる
女子
・帯下と瘕聚が生じる
【衝脈の循行】
気街穴に源を発し、
足少陰経と互いに並行し、
臍を侠んで左右に上行して、
胸中に至って散じます。
【衝脈の病変】
気が逆行して上に衝き上げ、
腹の中がひきつれて痛む。
王冰曰く
「之を衝脈と謂う所以は、
その気の上衝するを以てなり。
故に経に云う。
此の病の生ずるは少腹より上りて心を衝きて痛むなり。」
[衝]には、気が上衝するという意味が含まれている。
参考文献:
『黄帝内経素問 中巻—現代語訳』
『中医基本用語辞典』
『現代語訳 奇経八脈考』 東洋学術出版
『臓腑経絡学』 アルテミシア
『鍼灸医学事典』 医道の日本社
『図説 東洋医学〈基礎篇〉』 学研
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
新川
先生今晩は。いつもお世話になっております。
蛙・・・めっちゃかわいいじゃないですか!!!
私、アマガエル大好きなんです。
つい先日も、年甲斐もなくガチャガチャでアマガエルのフィギュアをゲットしたところです。
そのフィギュア、アマガエルの色が多数ありまして、変色する途中の色とかあるんです。ノーマルな黄緑のアマガエルが欲しいんですが出てきませんでした・・・。変色途中のと、水色っぽい色のとしか・・・。
そうえば、田んぼも自然も少なくなってきたせいか、アマガエルの姿を見かけなくなりました・・・。
コメントありがとうございます。
そうですね。
田舎育ちなので、
自然から学ぶことも多かったですから、
自然との距離感を感じずにはいられません。
ガチャガチャ懐かしいですね。
自分の少年時代は、
半日で壊れそうな小型のおもちゃが主流でしたから、
今の品質の良さには驚かされます☆