高槻ジャズストリート【高槻ジャズストリートHPより】
高槻ジャズストリート【高槻ジャズストリートHPより】

先日、知人が地元の音楽祭に出演するということで、
GWに『高槻ジャズストリート』に行って来ました。

自宅で
のんびりくつろいでいた時に
電話で呼び出しがかかり、慌てて会場へ向かった為
カメラを持っていくのを忘れてしまいました。
折角の格好いい姿を画で残す事は出来ませんでしたが、
しっかりとこの目に焼き付けました!

また来年も出たいと話していたので、
その時はその勇姿を写真に残したいと思います。

では『難経』の記事に参ります。


【原文】
「第五十難」
五十難曰、病有虚邪、有実邪、有賊邪、有微邪、有正邪、何以別之。

然。
従後来者為虚邪、従前来者為実邪、従所不勝来者為賊邪、従所勝来者為微邪、
自病者為正邪。何以言之。仮令心病、中風得之為虚邪、傷暑得之為正邪、
飲食労倦得之為実邪、傷寒得之為微邪、中湿得之為賊邪。

「第五十一難」
五十一難曰、病有欲得温者、有欲得寒者、有欲得見人者、有不欲得見人者、而各不同。
病在何蔵府也。

然。
病欲得寒、而欲見人者、病在府也。病欲得温、而不欲見人者、病在蔵也。
何以言之。府者、陽也、陽病欲得寒、又欲見人。
蔵者、陰也、陰病欲得温、又欲閉戸独処、悪聞人声。
故以別知蔵府之病也。


【現代語訳】
「第五十難」
病の原因には、虚邪、実邪、賊邪、微邪、正邪があるが、
これらはどのように区別するのか。

答え。
(五行の相生関係から)
母から子に伝わるのが虚邪、子から母へ及ぶものが実邪、
五行の相乗関係から伝変するものは賊邪、
相悔関係から伝変するものは微邪、
本臓が自ら病んだものは正邪である。
では、なぜそのように言うのか。
心病を例に挙げると、
風に傷られたものは虚邪、
暑に傷られたものは正邪、
飲食不摂生や老倦過度で起こったものは実邪、
寒に傷られたものは微邪、
湿に傷られたものは賊邪である。

「第五十一難」
病人には、温を求める者と寒を求める者がおり、
他人と接することを好む者がおれば嫌う者もいる。
それぞれ異なっているが、
その病はどれが臟で、どれが腑にあるのか。

答え。
病人が寒を求め、さらに他人と接することを求める場合は
その病は腑にある。
反対に温を求め、さらに他人と接することを拒む場合は
その病は臟にある。
その理由は、腑は陽に属し陽病であるため寒、人に会うことを求め、
臓は陰に属し陰病であるため温を求め、人に会うことや
人の声を聞くことを拒むのである。
これにより、臓病か腑病であるかを見分けるのである。


【解説】
「第五十難」
ここでは、疾病の起こる経路の違いを、
五行説の規律を用いて説明している。

相生相剋関係
相生相剋関係

虚邪:母から子に伝変する病。
右図の火(心)を例に挙げると、
木生火(我(火)を木が生む)であり、
木(母)から火(子)に邪が伝わる。

実邪:子から母へ伝変する病であり、
上記の虚邪とは反対である。

賊邪:五行説の相乗関係による伝変で、
右図の火(心)を例に挙げると、
水剋火の相剋関係の度が過ぎたものである。

微邪:五行説の相侮関係による伝変であり、
上記の相剋関係が反剋関係になり、
本来 水剋火の関係であるものが、火剋水になったもの。

正邪:自らの邪を受けたもの。

「第五十一難」
ここでは、病人の寒・温の求め方と動静の好き・嫌いによって、
臓腑のどちらに病があるかを説明している。
ただ『難経解説』(東洋学術出版社)には、
症状は病変によって変化をするものであり、
ここで述べていることが絶対と言うことではない。
あくまで臓腑の病を弁別する一種の方法だと補足説明がなされている。


<参考文献>
『難経鉄鑑』 たにぐち書店
『難経解説』 東洋学術出版社
『基礎中医学』 東洋学術出版社
『中医基本用語辞典』 東洋学術出版社

画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

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