下積み修行中の大原さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。


タンポポ(大阪某所にて)
タンポポ(大阪某所にて)

修行生の大原です。
今回は「腎陽」について調べました。

はじめに、「気」「血」「津液」「精」は
心神の物質的基礎で、
心神が安和であれば陰陽・五臓六腑は協調するため、
これらは非常に重要です。

「気」の中で、最も基本的で重要な「元気」は、
五臓の一つである「腎」中の精気から化生されます。
「精」は、水穀の精微によって絶えず補充される必要があり、
水穀の精微を化生するのは「元気」と「臓腑の気」です。

腎は、「精」を蔵し、水を主り、
先天の本であるといわれていますが、
上記から、「精」と「気」の生成には
この「腎」の作用が大きく関わっているといえます。

また、「精」は「陰」に、「気」は「陽」に
それぞれ属することから、
「腎精」を「腎陰」、「腎気」を「腎陽」
呼ぶことがあります。

気の作用には「気化」「温煦」「推動」「固摂」などがあり、
腎陽の作用としては
 ・水液を蒸騰気化して、肺に運ぶ。(→「清気」となる)
 ・水液を気化し制約して、濁物を膀胱から排出する。
 ・下降した心火と協働で腎水を温煦する。
 ・水穀の精微を脾胃で化生する助けをする。
 ・精を貯蔵する。
などが挙げられます。

なお、腎陽が不足すると、
上記の作用も不足して失調することから
様々な病変があらわれます。

例として、腎陽虚衰証においては
 ・陽虚のために寒邪が発生する。
 ・名門の火が衰え、精が貯蔵されない。
 ・気や水がめぐらない。
といった病機が発生することから、
悪寒、遺精、不妊症、水様性便、営血減少などの
病変が発生する可能性があります。


参考文献:
『基礎中医学』 燎原
『中医弁証学』 東洋学術出版社
『中医病因病機学』 東洋学術出版社

*画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
ぜひ参考文献を読んでみて下さい。

大原

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