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今日も一日、鍼灸師としての誇りの為に、病治しの為に、
そして心の半分は東北を想ってがんばります!!

一鍼堂一同


食に関して、
最近の健康ブームで、
テレビ等で様々な情報が飛びかっている。

ココアがいいといえば翌日売り切れる。
バナナがいいといえばまた大量に売れる。
情報に振り回されて、結局、
なにが本当なのか分からなくなっている人も、
増えて来ているのではないだろうか。

そんな方には是非知って頂きたい考え方がある。
今回は、東洋思想から生まれた、
食に関する考え方を記事にしてみようと思う。

「マクロビオティック」
という言葉を、食に興味のある方は、
一度は聞いたことがあると思います。

提唱者である桜沢如一先生は、
石塚左玄先生の「食物養生法」を、
古代中国で生まれた「易」という概念から再構築し、
宇宙万物に通ずる「無双原理」を唱えた。
その原理が、マクロビオティックの基礎となっている。
そのため、巷にあふれる「健康法」とは全く異なる。
「身土不二」という基本原則により、
野菜や穀物を中心とし、アクを抜かず、
皮も剥かずに丸ごと食べるという、
「一物全体食」が特徴だ。

「身土不二」について、
サンマーク出版『新編集版 無双原理・易』
(桜沢如一著、岡田定三編集・解説)には、
”「人間が最も広い意味での環境の産物である」
ことを意味する言葉である。
その土地、その気候、その自然産物である人間は、
それらに適応するとき生を全うし、
それに反逆するとき悩み滅ぶということだ。”とある。

さらに、
”万病の原因は、例外なく陰または陽の過剰である。”
”動物である人間は陽性だから、その病の治療は、
主として陰性である植物の力によるべきである”
と記している。

難しく感じるかもしれないが、簡単に言えば、
「遠く離れた海外から輸入した食べ物ではなく、
今住んでいる場所で穫れる旬の野菜を丸ごと食べなさい。
そうすることが人間にとって最も理にかなった在り方なのだから。」
ということだと考えて、まず間違いはない。

この解釈について、
次回はさらに詳しく説明を加えてみたい。

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