下積み修行中の宮村さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。
こんにちは、宮村です。
写真は池に写る空を撮ったものです。
何気なく池を撮ってみると
空の青が良く出ていました。
しかし肉眼で見ると水面はゆらゆらして
色や景色ははっきりしません。
そのギャップがおもしろくて
何回もシャッターを押してしまいました。
では今回は肺・大腸について調べたことを
書いていきたいと思います。
肺は大腸と表裏の関係にあり、
五行では「金」「秋」「白」「収」
などが配当されます。
●肺
「諸々の気は、皆肺に属す。」
「天気は肺に通ず。」
「肺は相傅の官、治節出る。」
肺は気を主り、「気の本」や「相傅の官」と呼ばれています。
「相傅の官」とは君主(心)の補佐役を指し、
「肺」は君主である「心」を助け、
他の臓器の働きを調整します。
心が血を、肺が気を全身にめぐらせることにより、
全ての臓腑・器官・組織の生理活動が営まれます。
肺の働きが正常であると、呼吸は深くゆったりと正しく行われ、
全身の気が充実し、発声もつやがあり力強くなります。
「肺の合は皮なり、その栄は毛なり。」
肺は陽性の気(宗気、衛気)、特に衛気と津液を巡らせることで、
皮毛に潤いを与え、これを養います。
肺の働きが正常でなくなると、
皮膚の枯燥や、湿疹、浮腫などが現れます。
宗気
肺において後天の精と天の気が交わって、
胸中にあつまる気のことを言います。
衛気
後天の精から得られる陽性の気のことをいいます。
衛気は脈外を素早く巡り、とくに体表近くで活動します。
外邪に対する防衛的な役割をします。
「肺気は鼻に通ず、肺和すれば則ち鼻は能く臭香を知るなり。」
「五臓の液と化すや、肺の液は涕なり。」
肺は、鼻を通して天の陽気を取り入れ、古くなった濁気を排出し、
そして臭いをかぎわけます。
肺の働きが正常でなくなると、
涕の分泌異常が起こり、鼻がつまったり、乾いたりして、
臭いもわからなくなります。
中医学では「宣発」「粛降」「通調水道」の作用があるとされます。
これは上で述べた肺の働きをまとめて表現したものです。
「宣発」
昇発と発散のことで、
呼気により体内の濁気を吐き出したり、
津液と気を全身に散布しいきわたらせる働きです。
「粛降」
粛浄と下降のことで、
吸気により清気を吸い込んだり、
津液を腎・膀胱に下輸する働きです。
「通調水道」
津液を、肺が給水ポンプのように働いて、
全身に散布する働きです。
そのため肺は「水の上源」といわれます。
●大腸
大腸は伝化を主り、「伝導の官」と呼ばれ、
小腸から送られた糟粕を転送しながら変化させ、
糞便として肛門から排泄します。
その際、水液を吸収し、
水液代謝に関与していることから、
「大腸は津を主る。」とされています。
また肺の粛降機能だけでなく、
胃の降濁機能、腎の気化機能なども関与しています。
大腸の働きが悪くなると排出の異常として現れ、
下腹部の腫れや痛み、小便閉、遺尿などの症状が出ます。
参考文献:
『中医学の基礎』
『やさしい中医学』 東洋学術出版社
『東洋医学概論』 教育執筆小委員会
『図説 東洋医学』 学研
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
宮村