下積み修行中の大原さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。
修行生の大原です。
院長の患者さまの舌の写真を拝見し、
その写真について感じたことを書かせていただきます。
大阪府茨木市在住のK.Tさん
【主訴】喘息(3年前から)
【既往歴】高血圧(今年8月から)
【初診日】2012年11月
【治療頻度】週に2回
<舌質>
舌色は淡紅舌。
左右の舌辺部に大きな歯根が見られます。
胖大舌における歯根は脾虚を表しますが、
舌体が全体的に引き締まっていることから、
全身の気の詰まりが歯根として
反映されているように思います。
ここで、歯根の位置が舌中部にあることから、
気の詰まりは中焦の間にあるのではと思います。
喘息の症状は、この気の詰まりが原因で、
咳をすることによって気の昇降を促す
肺の作用によって発生していると推測します。
そうです。ここであなたが言っている気のつまりの根本とは
湿滞と考えています。
これが為に脾気と肝の疏泄が阻害されるわけです。
虚実を考えた場合の今回、邪に重きを置いて考えた根拠は
脈や治療の流れ、切経情報にありますので、
また、臨床の場で示しましょう。(林注)
<舌苔>
白薄苔が舌根部、そして舌中部に見られます。
健康な人の舌根・舌中部には白薄苔が見られますが、
舌苔とは脾胃の気が体内の濁気を変化させて
できたものとされています。
この舌中部の白薄苔は、治療によって
気の昇降がスムーズになり、
中焦の陰が回復してきていることを
表していると思います。
参考文献:
『舌診アトラス』 緑書房
*画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
ぜひ参考文献を読んでみて下さい。
大原
からこれ10年近く舌の違和感と喉の詰まりを
セットで感じており内科や耳鼻咽喉科に受診して
診てもらってもそこに問題は指摘されず・・・
まあ、慣れるしかないかと過ごしてきて
今、毎回舌診をしてもらってることに安心感を持ってます。
写真の方はきれいな舌の色ですね。
私は舌のヒビ割れが気になってますね。実は亡父の舌が
ひどいヒビ割れだったことを思い出します。
大原さん、お勉強に私の舌で良かったらいつでも
お見せしますよ‼
もーちゃんさん
コメントありがとうございます。
私は今、舌診に関して、色々な方の舌を拝見したり、
本を読んだりして学ばせて頂いてます。
舌は、その人の状態(特に熱や冷え)を
よく表すので、舌診は欠かせないものだと思います。
ぜひ、機会があれば、もーちゃんさんの舌も
拝見させて頂ければと思いますので、
その際はぜひよろしくお願いします。
大原