こんにちは、為沢です。

最近少し弱ってしまい、
眠れない日々が続いてしまってるのですが
体調は悪くフラフラなはずなのに、
それに反比例する形で感覚は研ぎ澄まされ
頭がすこぶる回転し、考えたこともない巧い例え話で患者さんを説いてみせたり
流れに乗っかって キレッキレになってるんです。
逆に言えば、制御できていない状態で
決して健康とは言い難いのですが、
何とも心地よい感覚に酩酊してます。

お笑い芸人が「笑いの神が降りてきた〜!!」と
よく言うてますが、あながち馬鹿にできないんです。
何でしょうか。鍼の神さまでしょうか。
ただのナチュラルハイなのでしょうか。
(分かっているのですが証立てすると、
今回私の場合は肝陽上亢と言いまして、気鬱が火に化して心肝の火が…ほにゃらら。
話の腰を折るので今回は専門用語割愛

どちらにしても、
降りてきた時はこの感覚を忘れまいと
身振り手振り、体に染み込ませ
いつでも引き出せるよう
フニャフニャとサッサーと軽く自分の体を切診したり
目を閉じて頭の中でイメージを膨らませております。

体が弱ってしまうと色んな刺激に敏感になってしまいますが
これを逆手に取った修業話でした。
我々の世界は、自身が弱っている時こそ実はチャンスだったりします。

※あくまで私、為沢の話です。
肝陽上亢証だからこういう現象があるわけではありません。
また、意図的に体調を悪化させるのは意味が違うので御注意下さい。

為沢

2 コメント

  1. 為沢先生、こんにちは。

    神様の絵がすごく可愛いのと、フニャフニャサッサー
    の文言が笑いのツボに刺さりました。(笑

    医学の修業はしておりませんが、病の悪化と治癒を
    味わうと、健康な時には気付かない様々な感覚を捉
    えられるようになるなとは私も感じています。
    自分の体に起こる事は基本、自業自得と思いますし
    病気は学びかなとも思います。

    しかし、体が在る事を呪いたくなるほど苦しんでる時
    には「もう学びたくないです・・・」となってきます。

    そんな時に鍼で、魔法のようにとはいかなくても、
    「ググッ!」と病のベクトルが変わる瞬間(治る予感)
    を味わうと、プロの仕事がありがたいと思います。
    自分の未熟さも思い知るわけで、人に頼るのもいいんだなと。

    先生方は自分の体についても、自分で病を捉えて早
    いうちにサッサーと対処される事と思いますが、自分
    で自分の体について、原因不明とか謎に感じる事は
    ないですか?

    • tatsukyonさんへ

      こんにちは。コメントありがとうございます。
      そうですね。苦しい時は何もかも嫌になるものです。
      しかし、私たちは体調が優れなく苦しい方達を治療する立場にありますので
      患者さんの気持ちを汲むことが必要になります。同情のそれとはまた違うのですが。
      あと、自分を治療するチャンスでもあり
      こうやったら効くんかぁ とか、文献通りの反応が出てるわ とか
      身を以て治療の過程を体感できるのが利点です。

      原因不明・謎に思うことですか。
      根本的に「気」って何?と思います。
      東洋医学従事者として、良くない発言かも知れませんが
      僕は魔法使いや超能力者ではなく
      ましてや気が見えたり感じたりすることができないので
      気については考えさせられます。
      でも、鍼を通し 働きとして気が存在していることは実感しているので
      大変面白いなと感じております。

      フニャフニャやサッサーは大阪人得意の擬音ですね。
      鋭かった時の感覚を呼び起こす私個人の合い言葉なんです。
      アホっぽいですが、割と真面目だったりします。
      神さまに至ってはテキトーに描いたのでタチ悪いです(笑)

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here