下積み修行中の冠木さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。


2013/01/30 No.30
2013/01/30 No.30

 

大阪府大阪市在住のH.Sさん

【主訴】脊髄小脳変性症

【既往歴】総胆管結石,虫垂炎

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淡紅
舌中付近、薄黄苔
舌中の凹み
胖大
他の人に比べ、舌の長さが短い(短縮舌)

●舌中
脾胃と関係がある。

●黄苔
一般に裏証・熱証を示すが、表証や陽虚でみられることもある。
熱邪の燻灼を受けて生じる。
白苔から黄苔に変化するのは、邪が化熱し表から裏に入ったことを示し、
傷寒の陽明病や温病の気分証でみられる。
一般的には言えます。ではここではどのような状態でしょうか。
考えてみて欲しいです。また、黄苔と言えるほど
苔が蔓延っているわけではなく中心だけですね。そのあたりも。

●短縮舌
舌体が緊縮し伸ばすことができないもの。

舌中付近が凹み・薄黄苔、短縮舌であることから、
脾胃の陽虚ではと、考える。
何故ですか?
脾胃の損傷は認めますが、それを陽虚というステージに設定するには
それなりの根拠が必要です。
考えてみて下さい。

今後も変化を追って参ります。


参考文献:
『中医学の基礎』 東洋学術出版社

『中医臨床のための舌診と脈診』 神戸中医学研究会

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は

是非参考文献を読んでみて下さい。

冠木

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