干し柿
昔、よくおばあちゃん家で食べさせてもらった記憶があります。
軒先に吊された姿といい、
寒風にさらされ、堪え忍んで濃縮された味といい、
なぜかぐっときてしまう一品です。
今回自宅のベランダで作りましたので、
披露させて頂きます。
干し柿作りのコツとして、
たまに優しく押してあげるのがいいと耳にし、
暇があればベランダにて、
一個ずつ愛情を注いでおりました。
(他人が見たら相当怪しいです、でもいいんです!)
もちろん、雨に濡れると大変ですので、
天気予報を見ながら、たまに屋内へ避難させます。
寒暖差をつけるのも美味しくなる秘訣だそうです。
(実際、天気の関係で一日おきに出し入れしていた後から、
グッと身がしまってきた感覚がありました。)
柿〔カキ〕
【科目】カキノキ科
【原産地】中国及び日本
日本における主な産地
:福岡、島根、和歌山、奈良、愛知、岐阜、静岡、新潟、山形など
平成22年収穫量
日本一は和歌山県(都道府県別にみた収穫量割合:19%)で
2位は奈良県(都道府県別にみた収穫量割合:12%)だそうです。
“農林水産省 大臣官房統計部 農林水産統計 平成23年4月20日公表 より”
ちなみにこの柿は三重県産のものです。
【収穫時期】秋
【性味/帰経】寒、甘、渋/心、肺、大腸
【働き】
・清熱潤肺・生津止渇・解酒熱毒
【禁忌、使用上の注意】
・タンニン(渋み成分)の摂り過ぎは、便秘になることがある。
・蟹との食べ合わせは、腹痛と下痢になることがある。
冬の食卓の組み合わせとしては、あり得る組み合わせですよね、要注意です。
・空腹時の食べ過ぎに注意する。
自家製干し柿、風流ですね~。
先生が干し柿を優しく押している姿は想像しないでおきます(^^;
またどうして干し柿を作ろうと思われたんですか??
熟した柿と干し柿はからだへの効果が違った気がします。
冬に干し柿を食べる理由があった様な・・・
コメントありがとうございます。
干し柿を作ろうとした動機ですが、
たまたまお世話になっている方から
渋柿を分けて頂けるチャンスがあったので、
「それじゃ、美味しいの作ってみよう!」
というところですかね。
ありがたいことです。
新川
コメントありがとうございます。
中薬学、薬膳の資料によりますと、
一般的な柿:解酒熱毒、止咳、止渇
干し柿:潤肺、止血、止瀉(咳、血痰、喀血、痔、下痢に対して)
と干しただけでこれだけの違いがあります。
干し柿の表面についている白い粉も、
生薬として利用されていますね。
冬に干し柿を食べる理由・・
文化的になにかあるのかもしれませんが、
乾燥したものなので、
保存食として重宝されていたことは想像できます。
砂糖などの甘味がない時代には、
奇跡の食べものだったんでしょうね☆
新川
こんにちは。
干し柿、懐かしいです。
以前は家で干し柿を作っていましたが、
かぱかぱになったり、カビがはえたりして、
なかなかうまく作れませんでした。
何故、うまく作れなかったか理由がわかりました!
手のかけ方が足りなかったようです・・・。
やはり軒先に吊るしておくだけではダメですね(>_<)今度干し柿を作る時は、やさしく押してあげたいと
思います♪
干し柿作りは、子育てと通じてるものがあるような気が少しします。
寒い日が続きそうですので、どうぞお身体おいとい下さい。干し柿くんも。
こんにちは。
今回は、雨に濡らさなかったのがよかったのか、
カビの類いは見られませんでした。
干す場所などにもよるかもしれませんね。
毎日、少しずつ変化の表情を見せてくれる干し柿を見ていると、
自然の移ろいというものがひしひしと伝わってきます。
教えてもらってるということですかね、先生みたいなもんです。
最近は天気にしても急変することがありますので、
くれぐれも御体御自愛下さい。
新川