こんにちは下野です。
最近、休日に”コレがしたい!”ということがなく、
近所の図書館にこもっております。
新聞や一般雑誌に目を通し、後は気になる事を調べたりしているのですが、
最近お世話になっている図書館は、小学校の旧校舎を再利用したもので
他にも昔の建築物を保存した図書館はあるのか?と疑問に思い調べることにしました。
そうすると、そのような所は多数あるようで、
中でもスイスにある「ザンクト・ガレン修道院図書館」には一度行ってみたいなと思いますね。
また今度のお休みも図書館にこもって、
ザンクト・ガレン修道院の建築様式を調べてみようかなと思います。
では『難経』の記事に参ります。
<原文>
二十九難曰、奇経之為病何如。
然。
陽維維於陽、陰維維於陰、陰陽不能自相維、
則悵然失志、溶溶不能自収持。
陽維為病苦寒熱。陰維為病苦心痛。
陰蹻為病、陽緩而陰急。
陽蹻為病、陰緩而陽急。
衝之為病、逆気而裏急。
督之為病、脊強而厥。
任之為病、其内苦結、男子為七疝、女子為瘕聚。
帯之為病、腹満、腰溶溶若坐水中。
此奇経八脈之為病也。
<現代語訳>
奇経の病候はどのようなものか。
答え。
陽維脈は諸陽経を網の目のように絡い、
陰維脈は諸陰経を網の目のように絡う。
もし陰陽維脈が相互につながらなくなると、
全身無力となり、意識がはっきりとしなくなる。
陽維脈の病では、常に寒熱に苦しみ、
陰維脈の病では、常に心痛に苦しむ。
陰蹻脈の病では、陽側が弛緩して陰側が痙攣収縮し、
陽蹻脈の病では、陰側が弛緩して陽側が痙攣収縮する。
衝脈の病では、気が上逆し腹中に痙攣収縮する感じを覚え、
督脈の病では、脊背部が強直し、重篤な場合は昏厥が起こる。
任脈の病は、急激な硬結が腹中に起こり、
男子では七種の疝気、女子では瘕聚が発生する。
帯脈の病では、腹部が脹満し、腰部は弛緩して力が入らず、
水中のような無力と寒気を覚える。
以上の病候は、奇経八脈の病候に属する。
<解説>
本難では、奇経八脈の病変の状況を記述している。
・陽維脈、陰維脈
陽維脈は一身の表を、陰維脈は一身の裏を主り、
両脈には全身の経脈を連係させ、各陽経、陰経を
調節することができる。
神志は内に存在するので陰が主り、
陽は先に記したように表を主るので、
陰陽維脈が相互につながらなくなると全身の無力と
意識がはっきりしなくなる。
また陽維は表のために寒熱の症状に苦しみ、
陰維は裏を主る=陰血が虚し、邪を受けて心痛する。
・陰蹻脈、陽蹻脈
陰蹻脈が病むと、陰分が急(ひきつり)となって陽分が緩み、
陽蹻脈が病むと、陽分が急となり陰分が緩む。
蹻脈にも陰陽があるので、表裏が偏って急となると考えられる。
・衝脈
第二十八難で
「衝脈は気衝に起こり、足陽明経に並び臍を夾んで上行し、
胸中に至って散ずる。」と述べられており、
衝脈の気が失調すると陽明の気と相並んで上逆すると考えられ、
その為に嘔吐や二便の症状が現れる。
・督脈
督脈は脊柱(陽)の中を行って脳に上行する。
督脈の血脈が通じなくなると、
脊柱が強ばり引きつって、陽気が下らなくなると四肢厥冷する。
・任脈
任脈は腹(陰)の中を行く為、
任脈が病むと腹中に塊ができて痛みが出てくる。
・帯脈
帯脈は季脇に起こり、腰帯をしめるように体幹を一周して、
諸経を束ね妄り行かないようにしている。
帯脈が病むことで「腹部が脹満し、腰部は弛緩して力が入らず、
水中のような無力と寒気を覚える」といった症状が出てくる。
<参考文献>
『難経解説』 東洋学術出版社
『難経鉄鑑』 たにぐち書店
『基礎中医学』 燎原書店
『中医基本用語辞典』 東洋学術出版社
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
昔の建物の再利用・・・で思い出したのは以前住んでいた広島の「アンデルセン」です。
もともとは銀行で、被爆建物だそうです。
地元のタカキべーカリーが買い取って改装補修し、素敵なお店に生まれ変わりました。
どっしりとした建物、でも中に入るとおいしそうなパンやお惣菜がどっさり、という落差のある?組み合わせが私にはとてもツボで、近くを通ると必ず寄っていました。
この建物をお店にしたタカキベーカリーさんはグッジョブ!です。
パン屋さんなので幅広い年代が気軽に利用でき、おいしいものは人を笑顔にします。
その賑やかで楽しげな様子を見てるだけでこちらまで楽しくなってくるんですよね。
(今思うとパン買いに行ったというより幸せ感に浸りに行っていたのかもしれません。)
おコメさん、コメントありがとうございます。
早速、「広島アンデルセン」を探してみました。
パン屋さんでありながらも、結婚式場もあるというのには少々驚きました。
内装が非常に気になりましたので、HPの館内ツアーにも参加?しましたよ!
おコメさんの仰る様に美味しい物(食物)は人を幸せにしますよね♪
僕も食べるのが好きで、よく色んなお店に行っては
雰囲気(お店だけでなく、お客さんの雰囲気も)が良い所をお気に入りとして
そのお店のリピーターになっております。
何か悩んでいる時 そこに行くととてもいい気が流れているので、
打開策が出てきたり、良い意味で開き直ったりすることが出来ます。
おコメさんが幸せ感に浸り行っていたこの「広島アンデルセン」にも
そういったとても良い気の流れがあるんでしょうね♪
下野