いつだって己の中から
怒ったり、恋をしたり、憂いたり、焦り、
絶望し、喜ぶ。そういった感情が泉のように起こる。
底知れぬ、エネルギーの渦を感じずにはいられない。
では、この力の源泉は一体なんなのだろうか。
生を受けた時に受け取った器に備わっている東洋医学で
言うところの先天の元気というやつか。
それだけではないだろう。
そこもとは、いつだって何かとつながっている感覚がある。
それについて考えた。
人は食す。
生き物が生き物を食らう。
やはり、そこだと思うんですね。
命を頂いているんです。
我が内に多くの命を抱え込む。
心の内に沸く、エネルギーの渦、
生きとし、生けるものの生と死、
そのものだと思うんです。
自問自答するということで、
実は、動物、植物、木の実、すべて
我が内に入った生命と語り合っていると何ら変わらないんですね。
それが 我が内なる源泉なんだと。
僕もいつかは大地にお返ししなければならない。
食って頂くんですね。
新しい宿主に。
肥やしとなるんです。
また、よくそれらと対話できるように、
自らを煮詰めようと思っています。
もちろん、その多くの時間を鍼とともに備えて。
林