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どうも、新川です。

舌診の続き・・

前回は舌の形や色味などの舌質について記しましたが、
今回は舌苔についてです。

【舌苔とは】

舌の表面につく苔状のものを指しますが、
『薄い白色の苔』が正常といわれます。

苔の色味の種類としては、
他に白苔、黄苔、灰苔、黒苔などがあり
また
苔が分厚くついたり、極端に薄かったり(厚薄)
舌面の水分の過多、乾燥(潤燥)
苔が粘性を帯びて分厚くなり、舌自体を覆い尽くすこともあります。

苔のつき方にも特徴が出やすく、
偏っていたり、
一部が剥がれていたり(剥落)します。

【これ、意外とあります】

苔の状態を見るときの注意点として、
食べ物や薬など口に含んだものが
舌の表面の色味などに影響することがあります。(染色)
飴やカレーなどの
食用の色素が含まれたものを口にされると起こり得ますね。

また、
熱心に舌苔を磨く方もいらっしゃいますが、
ありのままの状態をみる事が重要ですので、
なるべく自然な状態を観察していけると
より身体の変化に気づけるのではないでしょうか。

続く

アイキャッチ画像:
池田先生唇舌図』京都大学附属図書館所蔵

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