どうも、新川です。
難経のおいては歴代の医家が注釈を著していますが、
今回取り上げるのは『難経集注』です。
『王翰林集註黄帝八十一難経』(以下『難経集註』)は、
五巻からなり
三国時代の呂広にはじまり、
初唐の楊玄操、
宋の丁徳用・虞庶・楊康候
の注釈が収められております。
また、
王惟一、王九思、王鼎象による校正、
石友諒によるといわれる音釈も加えられており、
歴代の注釈が重なり、引き継がれたことがわかります。
一度中国においては亡佚したものの、
日本に慶安本といわれるものが残されており、
それらが後に中国へと再度伝わっていく・・
こちらの流れについては
次回に綴って参ります。
続く