こんにちは、大濱です。
今回は足臨泣について調べたことを記していきます。

< 要穴 >
足少陽胆経 兪木穴
八脈交会穴 帯脈の主治穴

< 主治 >
駆瘀血
実邪(気滞、湿痰、瘀血)を取るところです。
瘀血の頑固なもの、
どちらかというと三陰交は浅く、
軽い瘀血には有効なのだけれども
臨泣ほどのカを持たない。

臨泣は、瘀血を湿痰に切り替える。
湿痰は豊隆、上廉を用いて、
気を循らすことにより、
瘀血でも、合谷を使って臨泣を使うと取れやすい。

◯  清火熄風・疏肝胆気滞・化痰熱の阻遏
肝はよく行り、条達を喜ぶ。
胆は肝に附き、互いに表裏をなす。

胆は陽亢(陽気の高ぶり)によってよく病み
それは肝火の亢盛によることが多い。
肝火が上り清竅を侵せば、
頭量頭痛して口苦く目眩む。

経脉が風寒を受ければ収引し気が濃って疼痛する。
よく火を清め風を頼め肝胆の熱をし経を阻過している痰熱を化す。

肝熱が肺を犯せば肺は清降を失い宣降する力がなくなり呼吸がせわしくなる。

足臨泣は足少陽の脉注ぐ所である。
奇経八脉の帯脉を通し、
清火熄風し咳を止める。
肝胆の気逆を降し、
痰熱阻遏(痰熱の阻む力)を化し
肝胆の火を降し肺熱を清める。

第二臨泣
通常の足臨泣より、腱を挟んで外側にある箇所を
「第二臨泣」と呼ぶ記載がありました。
胆経と膀胱経の間に位置する。
こちらは腎経と関わりがあると記載されています。

 

足少陽胆経
「十四経発揮」を勉強しながら模写しました。

《参考文献》
『穴性学ハンドブック』 著:佐藤弘 伴尚志
『経穴解説』 藤本 蓮風 著
『臓腑経絡学ノート』 藤原蓮風 著
『体表観察学』 藤原蓮風 著
『鍼灸治療基礎学』 代田文誌 著

 

 

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