新川です。
「胸上」 心の続きです。
【診心】
「心下動氣、牽臍間者、心腎兼虚、
心下有動氣、身自如搖者、心神衰乏之候」(無名氏)
意訳として
→心下の動氣が臍間に牽くものは、心腎の虚兼ねたもので、
心下に動氣があり、一身が自ら搖らぐような者は、心神衰乏の候である
心腎兼虚
桂枝加竜骨牡蠣湯などの腹証にもあるように、
心下から臍周囲までの反応を窺う。
次回に続く
《参考文献》
『診病奇侅』医道の日本社
『現代語訳◉黄帝内経霊枢 上巻』
『現代語訳◉黄帝内経霊枢 下巻』東洋学術出版社