前回の続きです。
遠志は脾に働かないのか?と言った話で終わりました。
そんな疑問がある時に
医学三蔵弁解 P137
「心腎の神志が互いに通達している時には、中央の意気は脾によく残るので、物事を忘れることがなくなるわけです。」
を見ました。
なるほどと合点がいきました。
脾へのアプローチのかけ方が独特で面白いです。
素問と照らし合わせても納得がいく内容でした。
帰脾湯がただ単なる心脾気血両虚の方剤でない事も分かります。
参考資料
医学三蔵弁解 岡本一抱子著 伴尚志現代語訳 たにぐち書店