下野です。
引き続き手陽明大腸経の経穴となります。
今回は頚部〜顔にかけての経穴となりますので、
見ていきましょう。
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『経穴纂要 5巻』(京都大学附属図書館所蔵)
『経穴纂要 5巻』(京都大学附属図書館所蔵)

サテ天鼎穴ハ先人迎ノ旁嬰筋ヲ隔テ一寸五分
扶突ノ穴ヲ定テ扶突ノ下一寸ニ附ルナリ
鼻孔下脣トノ中間ニ督脈ノ水溝ノ旁ラ五分
迎香穴ハ鼻孔両旁直紋是穴ナリ
左ノ手ヘ附レバ禾髎迎香ノ二穴ハ
右ノ方ヘ附ル右ノ脈ハ左ヘユク
左ノ脈ハ右ヘユク故ナリ
左右イレチガイニ附クナリ

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なかなか見たことのない筋名の「嬰筋」とありますが、
これは『霊枢』が出典であり、
胸鎖乳突筋の前縁部と考えられますね。

アイキャッチ画像は
『経穴纂要 5巻』(京都大学附属図書館所蔵)です。

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