下野です。
では、今回は肺経の六回目です。
これで一旦肺経は終わりです。
では見ていきます。
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滑氏曰
手太陰起於中焦
受足厥陰之交也
由是循任脈之外
足少陰経脉之裏
以次下行當臍上一寸水分穴之分●絡大腸
其支者従肺系出而横行
循胸部矛四行之
中府雲門以出腋下
循臑内歴天府侠白
行手少陰手心主之前下入肘中抵尺澤穴也
既下肘中乃循臂内上骨之
下廉歴孔最列缺入寸口之
経渠大淵以上魚循魚際出大指
之端至少商穴而終也
其支者従腕後列缺穴
達次指内廉出其端而交於手陽明
大腸経に続く
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手太陰脈の流注を書いたもので、
滑氏曰とあるように、
滑寿の『十四経発揮』が基になっています。
ちなみに
経脈(経絡経穴)に関しては、
『十四経発揮』の原文の方が雁点や一・二点など、
読みやすいものとなっています。
あとは、解釈本もありますので、取っつきやすいと思います。
アイキャッチ画像は 『経穴纂要 5巻』(京都大学附属図書館所蔵)です。