下野です。
では、今回は肺経の三回目で、
お題の通り列缺の取穴方法に関してです。

では見ていきます。
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『経穴纂要 5巻』(京都大学附属図書館所蔵)
『経穴纂要 5巻』(京都大学附属図書館所蔵)

此圖ハ列缺ノ穴ヲ附ルニ
両手ヲ以テ交叉シテ食指ノ尽ル処ニ附ルナリ
針灸大成曰
手太陰絡別走陽明去腕側上一寸五分以
両手交叉食指尽処両筋中
又医学原始曰
経渠一法用食指交叉列缺為
唯吹取食指爪甲角下是穴也
又説文手指相錯也

続く

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手太陰肺経の絡穴である列缺の取穴方法と、
経脈が本穴で
肺経から手陽明大腸経へ別れる
という説明がなされています。

「針灸大成曰」の一文は
『霊枢』経脈篇の内容を
より簡潔に書いたものとなります。

アイキャッチ画像は
『経穴纂要 5巻』(京都大学附属図書館所蔵)です。

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