鍼灸学生の頃から所属し、
一鍼堂の臨床家育成の場である
寺子屋(一鍼堂東洋医学研究所)を卒業します。
寺子屋の次のステップ、院生として
現場で臨床家として必要なスキルを
積み重ねて行きます。
少しだけ、学生時代に経験したことを記していきます。
鍼灸学生1年生の時は、
東洋医学の治療家になると決めておらず、
古今東西問わず、
色んな治療を経験して
広く鍼灸業界を知るために
俯瞰してみようというスタンスでした。
簡単な東洋医学の本から読み、
西洋医学の本や様々な流派の本も読みました。
色んな勉強会に参加して、
鍼灸治療を受けに行きました。
そのなかで、形式的な手技や思考に
「染まりすぎること」
に危うさを感じるようになりました。
ある日一鍼堂の鍼灸学生向けに記された
ブログに突き動かされて
アポ無しで「頼もう!」
と道場破りのように院へ直行しました。
(※ 皆さんは電話でアポ取ってくださいね)
一鍼堂に自分が合うか合わないか、
治療を受けたり先生とお話しして考えてみました。
寺子屋は、臨床の雰囲気や
リアリティのある空間の中で
学んでいきますから、
勉強会で味わうことはできません。
東洋医学は難しいですね。
学校では暗記ものになりがちだし、
馴染みのない言葉に躓きます。
素問、霊枢、難経を読んでも
「???」と異世界の本のよう。
「いきなり古典を開くより、
優しい本から読んでいくと良いですよ」
と寺子屋の先生が教えてくれました。
時間がかかってもいいから、
直ぐに答えが出なくても、
臨床に立つ中でいずれ解る時が来ると信じ
好奇心のあるがままに
歩めばいいと思っています。
最後に、「寺子屋卒業おめでとう!」
と学生時代からお世話になっていた
患者さんからお祝いをいただきました。
Yさん、ありがとうございます。
これからも精進します!
寺子屋について詳しくは「寺子屋プロジェクト(鍼灸臨床家育成プロジェクト)」をご覧ください。