どうも、新川です。
引き続き、
巣元方らが著した
諸病源候論を読んでいきたいと思います。
今回も
“虚労病諸侯(下)”の続きとなります。
《原文》
「腎虚為邪所乗、邪客於陰、則夢交接。
腎蔵精、今腎虚不能制精、因夢感動而泄也。」
→概要として、
腎気虚弱で邪気が乗ずると、邪が陰にやどれば、夢で交接する。
腎は精を蔵す。今、腎虚し精を制することができず、
夢によって触発されて遺精する。
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memo
夢泄精:夢の中で遺精すること
腎以外の心、肝などからの影響も考慮すべし。
参考文献:
『現代語訳◉黄帝内経素問 上巻』
『現代語訳◉黄帝内経素問 中巻』
『現代語訳◉黄帝内経素問 下巻』
『現代語訳◉黄帝内経霊枢 上巻』
『現代語訳◉黄帝内経霊枢 下巻』
『中国医学の歴史』
『中医学の基礎』
『[新装版]中医臨床のための方剤学』
『難経解説』東洋学術出版社
『東洋医学概論』医道の日本社
『中国医学辞典 基礎篇』
『中国医学辞典 鍼灸篇』たにぐち書店
『校釈 諸病源候論』緑書房
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。