どうも、新川です。

引き続き、
巣元方らが著した
諸病源候論を読んでいきたいと思います。

今回も
“虚労病諸侯(下)”の続きとなります。


《原文》

「腎気虚弱、故精溢也。
見聞感触、則動腎気、腎蔵精、
今虚弱不能制於精、故因見聞而精溢出也。」

 


→概要として、
腎気が虚弱であり、
見聞感触により、腎が虚し精液を固持することができなくなり、
精(液)が溢出しやすくなる。

———————————————————————————

memo
溢精:精液が漏れ出ること

当然腎が中心となるが、
心との関わりを問う見方もあり。


参考文献:
『現代語訳◉黄帝内経素問 上巻』
『現代語訳◉黄帝内経素問 中巻』
『現代語訳◉黄帝内経素問 下巻』
『現代語訳◉黄帝内経霊枢 上巻』
『現代語訳◉黄帝内経霊枢 下巻』
『中国医学の歴史』
『中医学の基礎』
『[新装版]中医臨床のための方剤学』
『難経解説』東洋学術出版社
『東洋医学概論』医道の日本社
『中国医学辞典 基礎篇』
『中国医学辞典 鍼灸篇』たにぐち書店
『校釈 諸病源候論』緑書房

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。


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