こんにちは下野です。
スマートフォンユーザーの皆様、この記事を見られて如何ですか?
しっかりと使いこなせてますでしょうか?
僕も使っているのですが、従来の携帯とは操作は勿論、使用用途等で全く別物の為、日々 試行錯誤しながら新たな使い方を発見しています。
そんな時にこの記事を見つけたのですが、10問中7問で「合格」のようで、僕は5問しか出来ませんでした。
つまり、まだまだ使いこなせていないということでしょう。これも鍼灸同様、勉強して使いこなせるようにしたいです。
また、しっかり理解していないとセキュリティー面で痛い目に会いますので、こちらは特に大切ですね。
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では『難経』第二十二難の記事に参ります。
当難で「脈学」の章は終わり、次回から「経絡」の章に入ります。
<原文>
二十二難曰、経言、脈有是動、有所生病、一脈変為二病者、何也。
然。
経言是動者、気也。所生病者、血也。
邪在気、気為是動。邪在血、血為所生病。
気主呴之、血主濡之。気留而不行者、為気先病也。
血壅而不濡者、為血後病也。故先為是動、後所生也。
<現代語訳>
医学経典に「十二経脈には是動病と、所生病がある」と言っているが、
一つの脈に病が二種類あるとはどういったことなのか。
答え。
医学経典にいう是動病とは気の病であり、
所生病とは血の病である。
病邪が気分にある気の病が是動病で、
病邪が血分にある血の病が所生病である。
気はあたためることを主り、血は潤すことを主る。
気が滞り巡らなくなれば、気が先に病み、
血が塞がり潤さなくなれば血がその後に病む。
この為、最初に是動病が、後に所生病が起こるのである。
<解説>
是動病、所生病に関して辞典や書籍を見ていくと
【是動病】
・経絡循行部位の症状。
・経絡の機能異常による関連臓腑の症状。
【所生病】
・経絡に属する臓腑の症状。
・臓腑機能異常による経絡循行部位の症状。
と記されていることが多いと思います。
しかし『難経』では、
是動病=気の病、所生病=血の病とし、
是動病⇒所生病という前後関係にあると記されており、
徐霊胎(徐大椿)は当難に記載されている内容に関して、
「経文(霊枢 経脈篇)の言葉を要約し、一文に縮めたもの。」とし、
「経文の本旨と違っている」と記したようです。
歴代の他の医家達も『霊枢』と『難経』の違いから
解釈に違いが多いようで、書籍によっても記されている
内容は様々のようです。
これに関しては、
もう少し文献を探しながら、
自分なりの見解を出せるようにしたいです。
<参考文献>
『難経解説』 東洋学術出版社
『難経鉄鑑』 たにぐち書店
『中医基本用語辞典』 東洋学術出版社
『解説 鍼灸重宝記』 医道の日本社
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみてあげて下さい。