下積み修行中の木村さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。


琵琶湖琵琶湖

先日、琵琶湖へ
スノーボードに行ってきました。
平日でしたが、利用者も多く
沢山の人で賑わっていました。
当日は風が強く、リフト運行中止の可能性も高かったのですが、
風も止み予定より1時間半後に、
無事運行致しました。
美しい琵琶湖の景色を眺めながらの、
スノーボードは爽快でした。



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盗汗( 寝汗)

盗汗は「寝汗」ともいい、睡眠中に汗が出て、
目が覚めると止むことを指します。
≪傷寒明理論≫には
「盗汗は、睡して汗出でるものをいうなり」
とあります。
≪素問・六元正紀大論で≫では
「寝汗」と記述されていますが、
≪金匱要略・血痺虚労病脈証並治≫で
はじめて「盗汗」と称したために、
各種の移籍では「盗汗」と記されていることが多いです。
≪景岳全書・汗論≫には
「汗出の一証、自汗するものあり、盗汗するものあり・・・、
盗汗は寐中に通身汗出で、覚来にて漸収す」
と述べられています。
臨床では、
≪景岳全書・汗証≫ に
「盗汗・・・またおのおの陰陽の証あり、
盗汗は必ず陰虚に属すというを得ざるなり」
とあるように、
内傷病であるか外感病であるかを区別する必要があります。
内傷は虚証に、外感は実証に属することが多く、
虚証がよくみられますが、 虚実挟雑・気陰両虚などもあります。
弁証により原因を明らかにし、 原因に基づいた論治を行うべきであります。

心血虚

<症状>
よく盗汗が出る・動悸・睡眠が浅い・顔色につやがない
息ぎれ・疲労感・舌質が淡・舌苔薄・脈虚

<解説> 心血虚の盗汗は、心身の疲労などで心血が消耗し、 心血が不足すると心気が浮越して、 心液である汗が蔵されずに外泄するために生じます。 特徴は、盗汗がよく発生し、 動悸・眠りが浅いなどの症状を伴い、 気血が不足するので顔色につやがない 息切れ・疲労感舌質淡・脈虚を呈する事があります。 治法は補血養心・斂汗(レンカン:引き締めて汗を止める)です。

陰虚内熱

<症状>
頻繁な盗汗・午後の潮熱・両頬部の紅潮・五心煩熱
るい痩・女性は月経不順・男性では夢精や滑精
舌質紅・舌苔少・脈細数

<解説>
陰虚内熱の盗汗は、
亡血・失精・肺癆久咳などで陰血が消耗し、
陰虚で内熱が発生して虚火が盛んになるために、
陰液を収蔵することが出来ずに発生致します。
特徴は盗汗が頻繁にみられるとともに、
午後の潮熱、両頬の紅潮・五心煩熱があり、
陰血が不足するので女性では月経不順が生じ、
陰虚で相火が妄動するので男性では夢精・滑精がおこり、
陰精が消耗してるい痩し、
陰虚内熱で舌質が紅・少苔・脈が細数を呈する事であります。

脾虚湿阻

<症状>
よく盗汗がある・頭がしめつけられるように痛む
肢体がだるく重い・食欲不振・口が粘る
舌苔白膩・舌質淡・脈濡緩
<解説>
脾虚湿阻の盗汗は、生もの・冷たいもの・脂っこいもの
甘いものなどの過食や 飲酒癖あるいは食事時間や量の不節制により脾胃を損傷し、
運化が失調したために湿濁が生じ、
湿が気の流通を傷害し昇降失調をひきおこして発生します。
特徴は、
頭がしめつけられるように痛む・肢体が重だるい
食欲不振・口がねばる・舌苔が薄白膩・脈が濡緩
などの湿困の症候をともなうことであります。
治法は化湿和中・宣通気機です。


参考文献:
『[実践講座]中医弁証』
『針灸学[臨床篇]』
東洋学術出版社
『中医診断と治療 上巻』
燎原書店

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみてあげて下さい。

木村

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