下積み修行中の本多くんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。
今回は促脈・代脈・結脈についてです。
この3つは脈拍が途中休止するもので、
これを「結滞脈」と称します。
《促脈》
促脈とは、※数脈を呈して
おおよそ毎分90以上の脈となり
不規則な間欠がある脈をいいます。
促脈は急いで走っている人が
時につまずく様な脈と表現されます。
主病は陽盛実熱で陰陽の平衡が崩れることで
一つ止まる事になります。
他に、痰飲・宿食・腫痛などの実熱証でも
有力な促脈となることがあります。
促脈で、※細脈を含むようであれば
陰気が虚脱する危険な状態となりますので
臨床上注意する必要があります。
《代脈》
代脈とは、※緩脈と※弱脈を含む脈で、
規則的な間欠がある脈となり、
間欠の時間は比較的長くなります。
主病は臓器の衰微で、気血が不足して
元気も不足することから
脈の気をつなぎ止めておくことが出来ずに
規則的に止まるようになります。
他に、風・痛証、外傷、驚恐や
妊娠の初期でも脈気がうまく繋がらずに代脈を呈します。
結滞脈の中で一般的に「結脈」は軽く「代脈は」重い症状とされます。
《結脈》
結脈は陰が盛んで
脈拍は大体毎分60以下の脈となります。
陽が和まず陰陽が不平衡となり
脈は緩脈を含むので
緩慢で不規則な間欠を呈します。
主病は陰性気結による気結の滞りにより
陽気が阻滞するために発生します。
他に、寒痰・血瘀などでも呈し
基本的に結脈は気血が凝滞する事からおこります。
結脈と促脈を比較すると、
結脈は寒に属し陰症となり
促脈は熱に属して陽症となります。
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参考文献:
『中医学の基礎』 東洋学術出版
『中医脉学と瀕湖脉学』 たにぐち書店
『東洋医学講座 第九巻 診断編』 自然社
『中医臨床のための舌診と脈診』 神戸中医学研究会
本多
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是非参考文献を読んでみて下さい。