世の中が変わりました。
そもそも、
言葉を発するにはそれなりの”力”が必要で
未熟なものは黙すべしという時代が当然であったわけですが、
現代ではどのようなものも同じ土台に上げられ
同じように発言することが許される。
またはそのようなツールを使うと言った選択肢が
当たり前のように与えられるようになってきました。
これが僕には驚くようなことで、
同時に思うことは、
権力や富を持つ意味が少し薄れているのだということ。
そういったツールはある意味において
成功者の特権であったし、
情報自体が権力のもつ絶対的な力のように
僕は認識していたのですが、それも大きく変わってきた。
もはや 最大公約数的なアイデンティティーは
通用しなくなってきたのではないだろうか。
人が自由に表現することは
どんな宝石よりも素晴らしい事です。
そして、
危惧することは
人々が沈黙を失うことです。
鍼灸師、林玄一