<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
当院でのコロナウイルスに対する工夫と処置の

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どうも、新川です。

江戸時代の養生書というと、
こちらでも紹介させて頂いている
貝原益軒の『養生訓』が挙げられる事が多いかと思いますが、
その他のものとして
養生、看護、予防医学の観点から著された
病家須知びょうかすち』という書物があります。

著者は、
江戸時代後期の町医、
平野重誠(1790〜1867)
別名に、革谿、革谿道人、一夢道人、指漏漁者、
櫻寧、櫻寧室主人、真観舎、無適道人、黙翁などあり。

病家須知びょうかすち』の意味として、
病人がいる家において知っておくべきこと、
であり、
全八巻の内容として
養生総論、食養生、小児養育、婦人養生、
伝染病、中毒救急、産科関連の事が綴られています。

重誠の曾祖父は伊勢の武家で、
祖父の代から医家となり、
父、重誠、弟、重誠の子いずれも医者であり、
重誠本人は医学館の館長を務めた多紀元簡に学んだのち、
町医者として江戸の薬研堀にて開業されたとのことです。

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大凡病ハ皆自爲る孽小あらざるものなし(『病家須知』より)

意訳として、
およそ病というのは、自らの不摂生や不注意からおこる
わざわいであることが少なくない。

上記の一節は、
第一巻の冒頭にあり、
まずは
自らの身体を慈しみ、
身体の状態に目を配ることが
肝要であることが
あらわされているように思います。


《参考URL》
『病家須知. 巻之1-[8] / 革谿道人 [著]』
早稲田大学図書館 (Waseda University Library)
https://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/ya09/ya09_00025/index.html

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