<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
当院でのコロナウイルスに対する工夫と処置の
ページを作りました。
来院される皆様に関係する内容となりますのでご確認下さい
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どうも、新川です。
『診病奇侅』
「通腹形證」の項より。
「腹の皮が薄く、肉とはなれて背につき、肉は引張て、
縫箔屋のわくに掛たる絹の如くになりたるは津液のなき人の腹なり、
澼囊吐瀉虛脱の人にあるものなり、
極て津液の盡る腹は皮浮き立て羽をむしりたる鳥の胷を撫づるが如し、極虛の凶候とす、
此手ざはりは、自汗つよく死に近き人の手足の肌にもあるものなり、
又死人の肌を撫て覺ゆべし、
又多産の婦は、腹皮肉にはなれて浮たるは、常態なり、津液を以て見わくべし、
心下より痞鞕して板を按ずる如くに、指もうけつけぬは、難治多し、
然ども甚だ怒りなどして、欝したる人腹も如斯なることあり、是は難治ならず、
又皮の離て底の引張て如板、
立筋多く見えて、任脈凹になるも惡候にて、勞瘵に多し、
引張る故、呼吸せはしく、脈も數なるものなり」
(『診病奇侅』医道の日本社 より抜粋 )
「呼吸の腹に應ずるを候うべし」
にて記載した
『叢桂亭医事小言』に見られる一節。
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手から読み取る情報の繊細さや
その表現が特徴的であります。
気付きとして、
腹診の記録をとる際、
得た情報をどのように表現するか。
また、普段の生活で手にする感触の中にも
臨床と結びつけられるものがあるということ。
《参考文献》
『診病奇侅』医道の日本社
《参考URL》
『叢桂亭医事小言. 巻之1-6 / 原南陽 口授 』
早稲田大学図書館 (Waseda University Library)
https://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/ya09/ya09_00077/index.html