<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
当院でのコロナウイルスに対する工夫と処置の
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どうも、新川です。
『診病奇侅』より。
「二十歳前後までは、
禀弱ものは腹疾多く、任脉不分、部位亦不正、
或勞欬精虚も、此年齢に多ければ、藏府未堅固と可知なり、
中年に至る人の腹象は、壯歳とは大にかはることあり、
大小虚實の無可名状、平和溫潤にして、皺紋少く、
只小腹實するを宜とす、
此年齢より別して津液の潤燥に心を付べし、
漸老に隨て兩脇軟柔、膈下兩脇曲骨の上は、
素空虚の所なれども、壯時は充實して、張て强し、
今氣力衰に隨て、岸離れして空虚を現すなり、
身重して腹縱軟とゆるやかに脹出、或は垂腴とたれさがる、
是皆陽氣衰、陰血勝つの象なり、
六十以上に至れば、陰陽倶に衰へ、
腹萎弱、食減じ、上中焦は按して、如無力なり、
然れども下焦は猶實するを爲宜、
若上中焦實するは病なるべし」
(『診病奇侅』医道の日本社 より抜粋 )
概要として
年齢を重ねていくことで、
腹の在り方も変わってくることを示しております。
中年以降については、
壯年の時期との比較を行いながら、
具体的な説明がなされております。
また「六十以上」となると、
「腹萎弱」「食減じ」などの衰えが出始めるが、
「下焦は猶實するを爲宜」とし、
それでも、
「上中焦實する」には注意を促しております。
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年齢を重ねた結果、
「平」のものとしてみてよいものと、
その中でもここは要注意という
メリハリがついた一節となっております。
《参考文献》
『診病奇侅』医道の日本社
《参考URL》
『腹診書 2巻』京都大学附属図書館 Main Library, Kyoto University
https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/item/rb00004931ル
さっきまで青空だったところからの空模様です。
最近よくある天候ですね。