<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
当院でのコロナウイルスに対する工夫と処置の

ページを作りました。
来院される皆様に関係する内容となりますのでご確認下さい
       ↓
『当院でのコロナウイルス対策ページ』はこちら


こんにちは、新川です。

『診病奇侅』の平人腹形より。

[陰腹陽腹]
無病の腹象を知るは、腹部の切要とするところなり、
無病の腹に、陰陽二象あり、
是幼老肥瘠、強弱病不病、
及腹の大小虚實等を不論、
必ず備ふること、
及裡に陰藏陽藏の別あるが如し、
凡陽腹は、多少、多實、多陽人、多壯年之人、
其象肌肉解利して、如細長、
皮膚緻密にしてたるみなく、
任脉實して分明に深く窪み、
臍の上下左右窪みありて、
新開梅花の如く、
臍下充實して、
宗筋正しきを云、
是陽勝於陰之象なり、
壯年の陽腹は經肉如馬背峯立ちて、推に無形、
勝れて剛強なるは小石を並べたる如き物あり、
是俗に云腕の力瘤の類なり、
乳子の陽腹は、横に廣く、是も峯立なり、

凡陰腹は多大、多虚、多陰人、多禀弱之人、
其象緩慢として、横に廣こと如囊、
密實なる處少く、任脉も不分、
臍の上下無窪、皮たるみて、一の字の形の如きを云、
是陰陽平定の象にして、中年以上は可なりと為べし、
然れども老耋に至まで陽腹なるは、壯健の壽相なり
(『診病奇侅』医道の日本社 より抜粋 )

少し長くなりましたが、
概要として
無病の腹には「陰陽二象」あるとし、
その後、陽腹、陰腹の説明が続きます。

———————————————————————————

平人の腹といっても、
これぐらいの幅をもってみていきなさいよ
というところでしょうか。

ちなみに
「陰腹陽腹」について、
堀井元仙が著した『診家入式腹診書』には、
病二因テ腹象變スル有凡病人陽腹ハ易治若陰腹二變スルハ難治
(『腹診書 2巻』京都大学附属図書館 Main Library, Kyoto Universityより抜粋)
とあり、
病となった際の「陰腹」「陽腹」の予後が記されております。


《参考文献》
『診病奇侅』医道の日本社

《参考URL》
『腹診書 2巻』京都大学附属図書館 Main Library, Kyoto University
https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/item/rb00004931ル


雨上がり 山に霧がかかる
雨上がり 山に霧がかかる

突発的な雨にご注意を。

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here