<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
当院でのコロナウイルスに対する工夫と処置の
ページを作りました。
来院される皆様に関係する内容となりますのでご確認下さい
↓
『当院でのコロナウイルス対策ページ』はこちら
下野です。
鍼灸学校の時や、
院内で練習している時に、
緊張で手が冷えたり、
元々 手に熱を持ちやすい人がおり、
そういう時は
経穴の虚実の反応は勿論、
皆口々に「寒熱がわからない」と言います。
そういう時に、
寒熱を診るくらいであれば、
掌で診るのではなく、
手の甲で診れば?とよく言っていました。
それだと診れないと
いう方もいるかもおられるかもしれませんが、
僕もかつて実験的にやりましたが、
思っていたよりもよく分かり、
これもありだなと思っていました。
治療家の手と言われる状態を
早くつくるのが重要なのは当たり前ですが。。。
実際に、
江戸期の名医 和田東郭も
「常々手心ニ熱アル醫ハ得テ人ノ体ニ熱モナキヲ
熱アル如ク思フテアルモノ也・・・・・・・
心得テ手背ニテ熱ノモヤウヲ候ベシ」
と手の甲にて熱を診ることを
『蕉窓雑話』にて語っております。
これは一例ですが、何事も工夫ですね。
アイキャッチ画像は
『蕉窓雑話』(京都大学附属図書館所蔵)です。
<参考文献>
『蕉窓雑話5巻』 京都大学附属図書館所蔵