<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
当院でのコロナウイルスに対する工夫と処置の

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来院される皆様に関係する内容となりますのでご確認下さい
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こんにちは、為沢です。

『格致餘論』の続きを紹介して参ります。


格致餘論:癰疽當分經絡論

又一李兄,年四十餘,而面稍白,
神甚勞,忽脅下生一紅腫如桃。
一人教用神劑,眾笑且排,
於是流氣飲、十宣散,雜而進之。
旬余召予視之,予曰:非惟不與補藥,
抑且多得解利,血氣俱憊矣。已而果然。

或曰:太陽經非多血少氣者乎,
何臀疽之生,初無甚苦,
往往間有不救者,吾子其能治之乎?
予曰:臀居小腹之後,而又在其下,此陰中之陰也。
其道遠,其位闢,雖曰多血,
氣運不到,氣既不利,血亦罕來。
中年之後,不可生癰,才有痛腫,
參之脈證,但見虛弱,便與滋補,
血氣無虧,可保終吉。
若用尋常驅熱拔毒紓氣之藥,虛虛之禍,如指諸掌。


癰と疽は経絡に分けるべきであるということについて

③もう一人の李氏の症例を紹介しております。
彼は40歳過ぎで精神的に疲労し、突然脇下に腫物ができた。
何者かが、解利の薬を李氏に多く飲ませ、
「それでは気血が両方とも弱ってしまう!」と忠告したが
実際、李氏は弱ってしまった。

また、臀部の腫物についての質問に対して、
太陽経は多血少気で、
血が多かったとしても気がめぐってなければ血もめぐらない。
少しでも痛み腫れて、虚弱の脈証があらわれれば、
すぐに気血を養う薬を与えれると良い結果が得られるだろうと回答した。

具体的な症例を挙げて
邪正盛衰を見極めることの大事を唱えております。


新緑の季節
新緑の季節

参考文献:
『格致餘論注釈』 医聖社
『中医基本用語辞典』 東洋学術出版社

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。


一昨日出題したクイズの答えです。
(詳しくはこちら→金貨のパズル

答え
Aの袋の金貨を1枚、
Bの袋の金貨を2枚、
cの袋の金貨を3枚、
合計6枚をはかりに乗せます。

金貨1枚100g、
ニセ金貨1枚110gなので、
はかりが
610gになればAの袋が偽物。
620gになればBの袋が偽物。
630gになればCの袋が偽物。

でございます。

為沢

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