<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
当院でのコロナウイルスに対する工夫と処置の
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どうも、新川です。
『診病奇侅』の平人腹形にて、
「診腹は、最初に平人の腹の見様を定むるを以て肝要とす。
平人の腹と云は、
何様ぞといへば、
鳩尾より臍まで、指を以て撫でおろすに、
眞中少しくぼみ、臍少しくぼみて、小腹ふつくりとして、
自然と小腹臍下に根力あるを平人の腹とす、
此撫でる中に妙あり、
夫は修得せざれば知れざることなり、
さて末々圖などを立て、様々論ずれども皆誤なり。」
(『診病奇侅』医道の日本社 より引用)
→腹診における平人の腹を基準とするところから
平人の腹とはなんたるやと続きますが、
その後、
「此撫でる中に妙あり」とあります。
自分の解釈としては、
実際に反応なんて触ってみんと分からんぞ、
腹より滲み出る生体の有様を捉えることこそ重要だぞ、と。
「さて末々圖などを立て、様々論ずれども皆誤なり。」
に関しては、
先程「此撫でる中に妙あり」とありますから、
たとえ常に動きがあるものをピタリと描写することが出来たとしても、
実際の生命の営み、気の活動性を表現出来るかといったら
そうではないよと。
まあでも、
そうなると、
逆に腹診書への興味が湧いてきますね。
参考文献:
『診病奇侅』医道の日本社