<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
当院でのコロナウイルスに対する工夫と処置の
ページを作りました。
来院される皆様に関係する内容となりますのでご確認下さい
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東洋医学を語る際、
「気」は外せない重要な用語です。
実際に目にすることは出来ない「無形」のものですが、
「気の流れ」という言葉は耳にするかと思います。
「気の流れ」には規則性があると考えられており、
それらは「昇・降・出・入」と言い換えることができます。
早速ですが、
古典によってみましょう。
「出入廃、則神機化滅、升降息、則気立孤危。故非出入、則無以生長壮老已。
非升降、則無以生長化收蔵。是以升降出入、無器不有。
故器者生化之宇、器散則分之、生化息矣。
故無不出入、無不升降。」
(黄帝内経素問 六微旨大論より抜粋)
概要として、
(気の流れの)出入がなければ、
生まれ、成長し、強壮になり、老衰し、死ぬという生命現象は存在することが出来ず、
(気の流れの)昇降がなければ、
生え、成長し、花が咲き、実を結び、潜伏するという生命現象もなくなってしまいます。
いかなる形体もすべて気の昇降出入をもち、
ゆえに形体は、一つの生成化育の世界なのです。
もし形体が崩壊してしまえば生成化育も停止してしまいます。
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気というものが存在し活動し続けることで、
生命そのものが存在する。
このようなところから
目には見えない「気」の存在を
少しでもイメージして頂ければと思います。
参考文献:
『東洋医学概論』医道の日本社
『中国医学の歴史』
『中国鍼灸各家学説』
『中医学の基礎』 東洋学術出版社
『中国医学辞典 基礎篇』
『中国医学辞典 鍼灸篇』たにぐち書店
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。