<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
当院でのコロナウイルスに対する工夫と処置の

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下野です。
今回は中国でのお話。
中国もずっと中国伝統医学であった
という訳ではありませんでした。
時は清代、
王清任という医師がおり、
解剖生理学というものを重視したとされ、
遺体解剖から得た経験を治療に活かし、
そして新たな五臓六腑圖を作成しました。

それが『医林改錯』という書物であり、
冒頭は旧五臓六腑図と
王清任が記した新五臓六腑圖が記されています。
書いている臓腑図は
西洋医学から観れば誤りが多いですが、
そこから生まれた処方は
有名なものが多い印象です。

個人的に面白いと感じたのは
これは評価されている点と同じですが、
総提(膵臓?)、気府、血府という新臓腑、
そして心無血説(先記した血府が存在する)というところです。
心無血説に関しては、
まあそれまでの心主血という
言葉に疑問を持っていたんだろうなと。
言い換えれば
それまでの臓腑観に何かしら
思うことがあったからこそ、
こういった考えに至ったんでしょう。

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