<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
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下野です。
これまで日本という大きな枠で記しましたが、
今回は大阪(大坂)にスポットを当てます。

当時の大坂には
緒方洪庵と華岡青洲(実際には華岡派とすべきですね。)
という名医が人気を二分していたと言われています。
先ずは簡単にお二方の紹介しましょう。

緒方洪庵
蘭学医であり、また教育者でもあった。
今の北浜に「適塾(大阪大学の原点)」を開校し、
福沢諭吉等多くの人材を育て上げました。
緒方洪庵がと言えば
天然痘との闘いであり
現代の予防医学や公衆衛生学に
つながる業績だと言われています。

華岡青洲
外科医と記されますが、
元々吉益南涯に古医方(漢方)を学び、
その後、外科を学び
そこで中国の名医”華陀”の逸話を知る。
和歌山県紀の川市に春林軒という医塾(病院・住居も兼ねる)を開き、
大坂の中之島に分校「合水堂」を設立します。
そして華岡青洲と言えば
麻酔薬「通仙散(麻沸散)」を完成させ、
世界初の乳がん治療を行ったことで有名です。

という両者(両派)であったので、
大坂の街で鉢合わせになると
睨み合っていたとのことです。



続く

淀屋橋より
淀屋橋より
この辺りでも睨み合っていたのでしょうね。

<参考文献・資料>
『緒方洪庵と適塾』 大阪大学出版会
『華岡青洲研究史』 松木 明知(日本医史学雑誌 第51巻3号)
『華岡青洲と麻酔』 松木 明知(日本医史学雑誌 第61巻1号)

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