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こんにちは、為沢です。

『格致餘論』の続きを紹介して参ります。


格致餘論:醇酒宜冷飲論

醇酒之性大熱大毒清香美味
既適於口行氣和血亦宜於體
由是飲者不自覺其過於多也
不思肺屬金性畏火其體脆
其位高為氣之主腎之母木之夫
酒下咽膈肺先受之
若是醇者理宜冷飲過於肺入於胃
然後漸溫肺先得溫中之寒可以補氣一益也

次得寒中之溫可以養胃二益也
冷酒行遲傳化以漸不可恣飲三益也
古人終日百拜不過三爵既無酒病亦免酒禍
今余稽之於禮經則曰飲齊視冬時
飲齊酒也猶比也
冬時寒也參之內經》,
則曰熱因寒用厥旨深矣


醇酒は冷やで飲むべきことについて

醇酒…味の濃いお酒のこと

醇酒の性質は大熱があり大毒があるため、
冷えたまま飲むのが良く、3つの益があると説いている。
①酒が咽から横隔膜へ下れば胃に入り、
だんだんと温まれば肺が温中の寒を得ることができる。
②寒中の温を得て胃を養うことができる。
③冷酒はゆっくり体を巡るため好きなだけ飲むことができない。


参考文献:
『格致餘論注釈』 医聖社
『中医基本用語辞典』 東洋学術出版社

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

ニジイロクワガタ(伊丹市昆虫館にて)
ニジイロクワガタ(伊丹市昆虫館にて)

最近、昆虫館ばっかり行ってる気がします(笑)
伊丹市昆虫館は標本がめっちゃ多いのでオススメです☆

為沢

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