<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
当院でのコロナウイルスに対する工夫と処置の

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下野です。
中国医学(東洋医学)で
当たり前のように出てくる臓腑、五臓六腑。
当院のBlogでも紹介しております
この言葉ですが、
簡単に言えば内臓になります。
で、”内臓”と言うと
西洋医学の内臓を皆さんご存知なので、
よくこの西洋医学的内臓に
五臓六腑を当てはめて考えようとしたり、
説明に用いたりします。

勿論、僕たちもわかりやすいように
現代で言う〇〇かなと患者さんにお伝えしますが、
実際はそんなこと思っていない
と言いますか
なぜ西洋医学の内臓と同等に語れるのか?
と思っております。

実際に歴史から見ていくと、
日本には蘭学の伝播前に
中国医学があったわけで、
既に五臓六腑の概念(形や生理)は理解しておりました。
そこに新たな医学が入り、
解剖書(有名なのは『解体新書』ですね。)が入ってきた時に、
古くから用いていた臓腑の名称を
西洋医学の言葉に翻訳してしまったという背景があります。
つまり、
解剖学的観点からみれば
東洋医学の臓腑名と一致はしても、
元々の哲学の違いから
生理学、機能上の考えでは全くの別物と
考えないといけません。



長くなるので、また次に続きます。

アイキャッチ画像は
『(銅版全図)重訂解体新書』京都大学附属図書館所蔵です。
ありがとうございますm(_ _)m

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