<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
当院でのコロナウイルスに対する工夫と処置の
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どうも、新川です。
前回に引き続き、
巣元方らが著した
諸病源候論を読んでいきたいと思います。
今回も、
“風病諸侯(下)”の続きです。
《原文》
邪気客於皮膚、復逢風寒相折、則起風瘙隠軫。
若赤軫者、由涼湿折於肌中之熱、熱結成赤軫也。
得天熱則劇、取冷則滅也。
白軫者、由風気折於肌中熱、熱与風相搏所為。
白軫得天陰雨冷則劇、
出風中亦劇、得晴暖則滅、著衣身暖亦瘥也。
脈浮而洪、浮即為風、洪則為気強。
風気相搏、隠軫、身体為痒。
→要約すると、
邪気が皮膚にやどっているところに、
さらに風寒の邪に犯され、風瘙となる。
発疹の色が赤いものは、
涼湿の邪によって肌中の熱が挫折させられ、熱が結んだものである。
気候が暑くなると悪化し、寒くなると消失する。
白疹は風気が肌膚中の鬱熱を挫折させ、
鬱熱と風気が相争っておこる。
雨天時や寒冷な気候の時に悪化し、
また外風にさらされてもひどくなる。
晴天で温暖な時、衣服をたくさん着て温まると消失する。
脈において、
浮は風邪の存在をあらわし、
洪は気が盛んであることをあらわす。
続く
参考文献:
『東洋医学概論』医道の日本社
『中国医学の歴史』
『中国鍼灸各家学説』
『中医学の基礎』
『中医基本用語辞典』東洋学術出版社
『校釈 諸病源候論』緑書房
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
オキザリスでしょうか。
力強く育ってます。